日々コスメ好日

素敵なコスメとの日々の出会いを綴ります

今更ながら発表【マスベスコス2022年版 スキンケア編】

 さて、バタバタしていて年内に間に合わなかったマイベスコス発表…。遅くなってしまいましたが、備忘録も兼ねて、スキンケア編を発表します。

 進化した高機能アイテムを取り入れたり、それでも従来の愛用品に戻ったり、スキンケアは試行錯誤を繰り返した1年でした。

 今回ベスコスに入れた半分位は一昨年より前から使い続けているものですが、高機能なものに出会って新たに取り入れたものもあります。 

 ちなみに私の肌質は、やや乾燥肌で季節の変わり目は敏感になりやすい、夏はインナードライになりやすい、ビタミン系成分やセラミドと相性が比較的よい、肌色が明るいため逆にシミやくすみが目立ちやすいetc.…といった特徴があります。

 今回ベスコスに選んだアイテムは以下のとおりです。
 選んだ各アイテムの詳細・コメントは画像をご覧ください。

 

■クレンジング部門


・おひさまでつくったクレンジングオイル
・メーカー:エリデン
・価格:1,320円

 

■ポイントリムーバー部門


・レスペクティッシム ポイントメイクアップリムーバー
・メーカー:ラロッシュポゼ
・価格:1,980円 

 

洗顔部門


・スキンピールバー ティートゥリー
・メーカー:サンソリット
・価格:2,750円 

 

■導入美容液部門


・ザ マイトル エッセンス
・メーカー:大正製薬
・価格:11,000円 (レフィル9,900円)

 

■化粧水部門(秋冬)


・ヒフミド エッセンスローション
・メーカー:小林製薬
・価格:120ml・3,300円 / 180ml・4,730円

 

■化粧水部門(春夏)


・ザ ウォーター メイト
・メーカー:ONE BY KOSE(コーセー)
・価格:160ml・2,640円

 

■美白・毛穴美容液部門


・ザ ビタミンC23セラム
・メーカー:COSRX
・価格:20ml・2,480円前後(店舗による)

 

■オールインワン美容液部門


アスタリフト オプミー
・メーカー:アスタリフト(富士フィルム)
・価格:60g・4,950円(レフィル4,400円)

 

■乳液部門


・ナノエマルジョン
・メーカー:トゥベール
・価格:50ml・3,060円

 

アンチエイジング部門


・レチノショット 0.1
・メーカー:トゥベール
・価格:30g・3,300円

 

■夜用クリーム部門


・プロバイオダーム リフティング クリーム
・メーカ:バイオヒールボ
・価格:50ml・2,400~3,300円(店舗による)

 

■昼用クリーム部門


カネボウ ヴェイル オブ デイ
・メーカ:KANEBO
・価格:40g・5,500円

 

■オイル部門


・高品位「スクワラン」
・メーカ:HABA
・価格:15ml・1,540円 / 30ml・2,750円 / 60ml・5,060円 / 120ml・9,350円

 

■おわりに

 マスク生活3年目に突入した2022年は、それまでの反省や教訓を踏まえて、自分なりにスキンケアを試行錯誤した年でした。
 その結果分かったのは、過去のアイテムでも良いものはいいし、新しく発売された高機能アイテムは時代のニーズを掴んでいる良さがあるということ。
 肌質や悩みは人によって違うので、必ずしも万人受けしないと思いますが、私のベスコスで参考になる部分があれば幸いです。

 最後になりましたが、あけましておめでとうごさいます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

#ベスコス #2022ベスコス

【柔らかな煌めきを纏う春】ルナソル アイカラーレーション/ EX28 Floral Maze レビュー

 ルナソルの2023年春コレクション第一弾のテーマは「Spring Messenger」。
 長い厳しい冬が終わり、春の訪れを告げる柔らかな陽の光のような、透明感溢れるカラーアイテムが発売されます。

 12月1日より公式オンラインショップにて先行販売がされていたため、アイカラーレーションの新色「EX28 Floral Maze」を購入。
 届いてから何度か使用してみたので、以下レビューを記します。

外箱パッケージ

 

ルナソル/アイカラーレーション


・色番:EX28 Floral Maze(限定)
・価格:6,820円(税込)
・発売日:2023/01/20
・評価:★★★★☆(★4つ以上がおすすめです)

 


■色味・質感について

 公式サイトでは、2023年春コレクションで現在2つのテーマのルックが公開されており、「EX28 Floral Maze」は『Lavender Swallowtail』のルックで使用されている新色アイシャドウ。

  一番目を引くマーブル模様の左上(A)は、混ぜて肌にのせると少しミントグリーンぽい輝きを感じるラメ系の色味。ラメの輝きが前に出るタイプのシェードなので色味はあまり発色しませんが、どこかヒンヤリとした透明感を肌に与えてくれるカラー。
 右上(B)はシアーな温もりのあるオレンジベージュで、透け感があるので肌に馴染む色。
 右下(C)のラベンダーもツヤ感があるタイプで、こちらも透け感があるため、青みが苦手な人でも使えそうなカラー。私の肌ではラベンダーというより淡い花びらのようなピンクに発色しました。
 右下(D)は他の色よりもツヤ感は抑えめながらも、こちらも透け感があるベージュブラウン。

 パレット全体で見ると、左側2色がヒンヤリとした冷たさを感じるフロスティな色味で、右側2色がぬくもりを感じる色味。
 春といっても花が咲き誇る庭のようなイメージではなく、まだ雪解けが残った肌寒い初春の草原のような発色だと思いました。

 スウォッチ画像を見ていただけば分かるとおり、EX28は見た目よりも発色が淡いニュアンスカラー。どの色も透け感があるので、人によってかなり発色が変わりそうな色出しになっています。
 色味自体の発色を楽しむというよりも、軽やかな煌めきと淡い色のニュアンスを堪能するパレット。

 腕にスウォッチしてみたら、シアーな発色なので上手く撮影できなかったのですが、私の場合はまぶたの方が肌色が明るいので、まぶたの方がハッキリ発色します。


■色選びの注意点

 注意点としては、上述のとおりニュアンスカラーなので、外資系コスメのような強い発色を求める人には向かないパレットであること。また、肌色によっては、淡い色味が上手く発色しない人もいるかもしれません。

 試しに塗り方を変えて使ってみたところ、発色を高めるタイプのアイシャドウ下地(MACがおすすめ)を使ったり、塗るブラシをコシがある天然毛(灰リス等)のアイシャドウブラシで塗ると、見た目に近い発色になりました。

 このパレットは最近出た小田切ヒロさんのYouTubeの「I'm coldメイク」で使用されてるので、購入を考えていらっしゃる方は鑑賞をおすすめします。

youtu.be

■似たパレットとの比較

 最初見たときに、同じルナソルのアイカラーレーション12番「Breezy Herb」とEX28番が似ている印象を最初に受けたので、スウォッチで比較してみました。

 画像ではわかりにくいのですが、EX28の方がツヤ感と透け感が強めで、くすみを感じないニュートラルな発色。
 それに対して12は全体的にグレーくすみや白くすみを感じる色味で、左側2色の青みが強め、右側2色が赤みが強く見えます。 

 どっちも透明感重視の色出しなのですが、EX28はとにかくシアーで軽やかな仕上がりなのに対し、12は青みで透明感を作るタイプ。
(実際まぶたに塗って見るとかなり違うのですが、スウォッチで表現できなくて悲しい…)
 青みとくすみが好きな人は12、ツヤ感や軽さが好みの人はEX28かなという印象。私は気分で使い分けます。

 
■おわりに

 ここ暫くシアーな抜け感のあるアイシャドウが流行っていましたが、ルナソルの2023年春コレクションはその極致だな、と個人的に感じました。
 色をのせる為のアイシャドウではなく、ニュアンスを足す為のアイシャドウという発想が、すごく新鮮。
 外資系コスメの発色の良さや、韓国コスメの水彩画っぽい淡さとも違う、日本のコスメブランドしかないテイストが詰まったパレットです。

 

#LUNASOL #アイカラーレーション #アイカラーレーションEX28 #アイカラーレーション12 #BreezyHerb #FloralMaze

【イエローテラコッタでオシャレ顔に】&be パレットアイシャドウ/ サンドブラウン レビュー

  この秋にリニューアルされた、&beのパレットアイシャドウ。
 リニューアルに伴い、既存色も粉質やパッケージが改良されたと聞き、以前より気になっていたサンドブラウンを購入。
 使用してみたところ、予想以上の良さだったので、以下レビューを記します。

外箱パッケージ

■&be/パレットアイシャドウ

・色番:カッパーブラウン
・価格:3,300円(税込)
・発売日:2022/10/08
・評価: ★★★★☆(4.0/5.0)
 ※★4以上がオススメです



■色味・質感について

 サンドブラウンは、くすみ感がおしゃれなイエローテラコッタ系の4色入りパレット。



 左下(A)はマットなマスタードイエロー、右上(B)は赤みのあるシアーなテラコッタオレンジ、右下(C)は少しだけラメが入った軽やかなカッパーブラウン、左下(D)はマットな黄みオレンジ。
 どのカラーも旬なくすみ感が入っていて、パット見た時点でオシャレ偏差値が上がりそうな配色。
 ツヤ系は右上(B)のみで、あとは基本マットかほぼマットなカラーなので、色味が前面にくるタイプのアイシャドウパレット。アイシャドウにマットな質感は苦手な方なのですが、このパレットはどの色も適度な透け感があるので、マットなのに目元が重くなりませんでした。

 使う前に懸念していたのは、自分はリップはくすみカラーが得意なのに、アイシャドウとチークはグレーっぽいくすみが苦手なところ。
 自分のパーソナルカラーはオータムなので、一般的にはくすみ系カラーが得意とされる分類にはなりますが、自分の肌色や目の色が比較的明るめのため、オータム向けのくすみカラーをアイシャドウやチークに塗ると、発色が良すぎて顔色が沈むという特徴があります。
 そのため、いかにも今流行りのくすみカラーなこのサンドブラウンは、一見使いづらそうな印象でした。
 しかし、いざ使ってみると、パレットのどの色も適度に透け感がある発色でした。おかげで色の調整がしやすく、アイシャドウのくすみがまぶたの色と馴染む仕上がりに。
 なので、私のようにくすみが苦手で見た目で難しそうって思ってる方も、挑戦してみる価値はあるアイシャドウかな、と。

 私が特にオススメしたい使い方は、同じく&beから出ているクリームアイシャドウのマスタードを、サンドブラウンの下地にする方法。
 マスタードを塗ってからこのパウダーアイシャドウを使うと、マスタードの黄みでまぶたのくすみが飛ぶのと、今っぽい黄みが強まって、一層オシャレ偏差値が上がります。


 YouTubeの河北さんの動画で、同じく&beのクリームアイシャドウのマスタードをアイシャドウの下地にしてこのサンドブラウンを使っていたのを以前に見ていた私。そこで、マスタードを下地としてイエローを薄く仕込んで、その上にサンドブラウンでメイクした結果、めちゃくちゃ今っぽい抜け感があるテラコッタアイメイクになって感動…。
 以来、このサンドブラウンはマスタードとセットで使っています。

 似たようなイエローブラウンのアイシャドウはデパコスだとよくありますが、このプライスでトレンド感がある目元が作れるのはすごいのでは…。


■気になっている点

 リニューアルされた際に粉質も改良されて粉落ちしにくくなったとのことですが、下地なしだと、半日位経つと色味は結構薄れているな…という印象。脂性肌の人は色味が落ちやすいかもしれません。
 ETVOSやナチュラグラッセ等のミネラルコスメによくある、色味が長時間持続しない系のアイシャドウなのかな…と感じました。

 &beはミネラルコスメという括りではないですが、石鹸落ちアイテムが多く、お肌に優しい方向を目指しているブランドなので、そういう処方のせいなのかも。
 ただ、アイシャドウ下地やメイクフィックス用スプレーを仕込めば、色持ちはある程度改善できました。色味が落ちやすい方は、その辺りのアイテムを工夫して使うことをおすすめします。


■おわりに

 以前からベースメイクやアイブロウ、メイクブラシを愛用していた&beですが、初めて購入したパウダーアイシャドウについても、中々優秀で驚きました。
 いい意味で見た目と発色が違ったので、他のカラーについても、機会があれば試してみたいです。

youtu.be

【神秘的な月の輝き】CHANEL レ キャトル オンブル/ 937 オンブル ドゥ リュンヌ レビュー

 

 CHANELの2022年のホリデーコレクションでは、「N°5」のテーマである「月」にインスパイアされた特別限定アイテムが発売されました。
 その中から、私はレキャトルオンブルの限定色「937 オンブル ドゥ リュンヌ」を購入。以下、そのレビューを記します

 

CHANEL/レ キャトル オンブル

・色番:937 オンブル ドゥ リュンヌ(限定色)
・価格:8,800円(税込)
・発売日:2022/10/28

 

■デザインと見た目の印象について

 今回の937番はホリデーコレクションということで、まず外箱パッケージからデザインが違っていました。

 正面には黒背景から浮き上がる月とN°5のモチーフが描かれており、側面はゴールドオレンジという特別仕様。開封する前からテンションが上がりました。
 アイシャドウ本体のパッケージのCHANELロゴマークのカラーも通常のレキャトルとは違い、ゴールドとなっています。

 ロゴの色違いは、過去にもホリデーや限定コレクションでも出されていますが(下のやつとか)、それでも手に取るとワクワクさせてくれます。

 

mayaoyama.hatenablog.com

 


 そして4つのシェードそれぞれに型押しされた、ロゴやN°5の繊細な美しさには、ため息が出るほど…。

 暫く観賞用に飾っておきたい位ですが、アイシャドウは買ったらすぐに使いたいタイプなので、泣く泣く使い始めました…。

 

■色味・質感について

937の色名の「OMBRES DE LUNE」(月の影(色))のとおり、冬の寒空の中で輝く月のような、暖かなシェードで構成されたパレット。

 上段左(A)はシアーな透け感のあるピーチベージュ。上段右(B)はラメ入りのマットベースで、少し赤みを感じるオレンジベージュ。下段左(C)はCHANELでは比較的大粒のゴールドラメが輝くイエローゴールド。下段右(D)は温もりのあるマスタードブラウン。Dは締め色にしては暗すぎず、締め色あまりいらない族の私にも使いやすい色味です。

 一見すると、全体的にくすみがかったカラーのパレットに見えますが、肌にのせると、見た目の色よりも彩度が高く、私の肌色ではくすみをあまり感じない発色になりました。 

 使ってみての全体的な感想としては、華やかさはありつつも、肌馴染みがいいカラーで構成されているため、日常使いがしやすいパレットという感じ。
 左下以外で仕上げれば上品なコーラルベージュアイメイクになり、フォーマルな場面でも使えます。また、左下(C)はやや大粒ラメといってもCHANELらしい上品さがあり、ポイントで使うなど工夫すれば仕事メイクでも使えそうです。
 粉質ついては、最近のレキャトルの中では少しプレスが固めに感じた(型押しのせいかな)のと、ラメが少し飛ぶ感じがしたので、そこは好き嫌いが少し分かれそうかな、と…。個人的にCHANELはラメが得意なブランドではないと思うので、レキャトル普段使っている人はラメの粗さが気になるかもしれません。

 実は最初このパレットにあまり惹かれず、買わないつもりでスルーしていました。
 というのも、手持ちのアイシャドウで似たようなゴールド系のアイシャドウをいくつか所有していたため。特に同じCHANELで、2021年に発売されたレキャトルオンブルの382番がゴールドブラウン系で、最初かなり似ていると思ったのです。

※これら2つのパレットを色味比較してみたので、スウォッチ載せておきます。937の方が発色・ラメ感・黄みが強めで、温かみを感じる色出し。382の方がシアーな透け感のある発色で、右下の締め色は937よりも赤み・青みに寄っていて、全体的に軽やかな配色。
(他のブランドのアイシャドウだと、見た目は全然違いますが、937はトム・フォードのデザートフォックスに少し近い発色を私の肌では感じました…) 

 しかし、先日たまたま店頭でサンプルを見せてもらい、実際肌に塗った時の発色がかなり違ったため、購買意欲が湧きました。
 ただ、その時点で発売から1月経っていたというのもあり、最寄りの店舗とCHANEL公式オンラインショップで品切れになっていたため、一度は諦めました。
 しかしその後、ZOZOTOWNでは在庫があることが判明し、なんとか入手することができました。
 これまでCHANELはオンラインでは公式でしか買えないと思っていたので、ZOZOで買える事を知りませんでした…。
 公式以外で買うのが初めてだったので若干の抵抗はありましたが、ZOZOで注文しても発送はCHANELのショップからしてくれることが判明。
 いつもホリデーコレクションを買う時はギフトラッピングをしてもらうので、公式から発送元されるのならラッピングしてもらえば良かった…と後悔しましたが、何はともあれこのアイシャドウが手に入って良かったです。

 


■おわりに

 毎年のように購入していたCHANELのホリデーコレクションを今年は見送るつもりだったのに、結局購入してしまいました。
 ホリデーらしい華やかさや特別感はありつつも、日常使いができるという汎用性の高いパレットで、かなり満足しています。
 ZOZOTOWNや一部店舗ではまだ購入できるようですので、迷っている方は早めの購入をおすすめします。

 


■ちなみに…(全然コスメ関係ない話題)

 今年は私が推している推しの紅白初出場が決定したので、年末年始は海外旅行に行かずに日本で過ごします。
 先日のMAMA授賞式のステージも素晴らしくて、画面越しに震えてました…。

youtu.be

 MAMA運営様、推しをサムネイルにしてくれてありがとうございます。
 紅白出場を決めてくれたお陰で、年末を推し活に費やせる幸せ…しっかり噛み締めたいと思います…。
(年末年始は旅行を控えますが、年明けにベトナムとオーストラリアに行きます)

#レキャトルオンブル937 #CHANEL #オンブルドゥリュンヌ

世代を超えて継承される生の美しさ【ADDICTION 2022ホリデーコレクション/ Story of Lifeレビュー】

   ADDICTIONの2022年のホリデーコレクション第二弾のテーマは「Story of Life」。
 世代を超えて継承されていく愛や才能をテーマに、根や木の幹、枝、花や実などからインスパイアされた、美しいカラーアイテムが発売されました。
 そんな中から私はアイシャドウとチークが入ったパレット「アイ&チーク コンパクトアディクション」の101番「Blossom of Life」を購入。

 以下、こちらのパレットについてレビューを記します。

 

■ADDICTION/アイ&チーク コンパクトアディクション

・色番:101 Blossom of Life (限定色)
・価格:8,800円(税込)
・発売日:2022/10/28


■パッケージについて

 特別感のあるパッケージは、ファッション写真界の巨匠であるマリオ・ソレンティの娘、グレイ・ソレンティのフォトコラージュからデザイン。
 コスメでありながら、ファッション性の高いパッケージデザインとなっており、ADDICTIONらしいモード感溢れる見た目となっています。手に持ってるだけで、オシャレ偏差値が上がったような気分…。
 メイクする前からパッケージで気分が上がるのは、ホリデーコレクションならではという感じで、ワクワクします。


■色味・質感について

 Blossom of Lifeという色名のとおり、咲き誇る花々の佇まいを連想させる、瑞々しい色出しが印象的。

 パレットは左右両端に2色のチーク(A、B)と中央の4色のアイシャドウ(C、D、E、F)から構成されています。
 チークの左(A)はニュアンサータイプで、しっかりしたラメ感のシアーなオレンジベージュ。右(B)は黄みと赤みを感じるローズピンクで、割としっかりと発色します。
 アイシャドウは左上(C)がゴールドラメが輝くスパークルタイプ。右上(D)はコーラルみのあるシアーなオレンジパール。この色は写真で見るよりも、実物の方が黄みを強く感じました。左下(E)は花びらのような可憐なコーラルピンク。右下(F)はバーガンディとのことですが、私の肌では赤みのあるマットなココアブラウンという感じに発色します。私は締め色要らない族の民ですが、この色は締め色というほど重くならないので、使いやすいです。

 アイシャドウもチークも、全体的にシアーな透け感があり、温かみを感じる色味です。
 秋冬コスメというと、くすみのある重ためなカラーがよく発売されますが、このパレットは春夏コスメと言われても違和感の無いような「軽さ」が特徴的。
 パーソナルカラーでいうとスプリングの人向けのパレットかなという印象ですが、発色がシアーで自分の肌色と馴染みやすいため、普段こういう色味は使わないという方にも使いやすい配色かと思います。
 逆にいうと、外資系ブランドによくあるような彩度強めの発色が好きな人には、物足りないかもしれません。
(ちなみに、私はプロ診断ではオータムなのですが、肌色と瞳の色が明るいせいか、カラーコスメが人より強く発色するため、アイシャドウやチークはスプリング向けが似合う方で、くすみが少なければサマーも割といけるというタイプ)

 このパレットでフルメイクをすると、フレッシュで多幸感溢れる雰囲気が出るのが、すごく好き。

 コスメのホリデーコレクションというと、キラキラ感のあるアイテムが多いイメージですが、このパレットは左のチーク(A)や左上のアイシャドウ(C)はラメ感が強めですが、それ以外のカラーは肌に馴染みやすい色味なので、オフィスなどのフォーマルな場面にも使えると思います。華やかにしたいときはラメカラーを足せば、一気に特別感が出ます。

 オン・オフ問わずに使えて、このパレットでリップ以外のカラーメイクが完了する点も、非常に気に入っています。
 あまりに気に入りすぎて、もう一色のゴールドブラウン系のパレット(102番)も購入しようか、真剣に迷っています…。


■おわりに

 

 仕事の日も休日も使える万能さで、サイズも大きすぎないコンパクトさなので、旅行や出張にも持っていきやすいと思います。
 やっと海外渡航ができるようになり、私も年明けにベトナムやオーストラリア等の国への出張を予定しているので、その際はこのパレットに活躍してもらうつもりです。
 今年のホリデーコスメは私にはあまり心惹かれるものがなかったのですが、ADDICTIONは実物を見たらスルーせずにいられませんでした。

 ホリデーシーズンだけじゃなく、末永くお付き合いできそうなパレットに出会えて幸せです。

 

【新色は大人の透明感青みピンク】UNMIX/アイリッドニュアンス「03 ストロベリーベージュ」&アイラッシュライナー「03セーブル」レビュー

 毎月1日に発売される、UNMIXの新色アイテム。おかげでらここ数ヵ月は毎月始めに新色を買うのが楽しいルーティーンになりつつあります。
 そしてこの6月は、新色のアイリッドニュアンス「03 ストロベリーベージュ」と、アイラッシュライナー「03 セーブル」を購入。
 新色も相変わらず、期待どおりの素敵さだったので、以下レビューを記します。

 

■UNMIX/アイリッドニュアンス

・色:03 ストロベリーベージュ
・価格:¥2,850
・発売日:2022/06/01
・総合点 ★★★★★(5.0点/5.0点)
(★4つ以上がおすすめです)

 

■UNMIX/アイラッシュライナー

・色:03 セーブル
・価格:¥¥1,650
・発売日:2022/06/01
・総合点 ★★★★★(5.0点/5.0点)
(★4つ以上がおすすめです)

 


◼️アイリッドニュアンス「03 ストロベリーベージュ」について

 アイリッドニュアンスの新色は、澄んだ色味が印象的な「ストロベリーベージュ」。
 少し青みを感じるピンクをベースに、ブルーやグリーン等の繊細な多色ラメが入った一色。パッと見はハッきりとした青みピンクですが、他のカラーと同様に透け感があるため、肌にのせると大変よく馴染みます。

 ピンクとラメの軽やかなニュアンスがまぶたにプラスされ、メイクをしていないかのような自然さでありながら、ピンクの透明感とラメの艶がまぶたを美しく見せてくれるカラーです。
 アイリッドニュアンスは、その名のとおりニュアンスカラーなので、画像で美しさを伝えきれずもどかしいです……。画像で見るよりも、まぶたに塗った時の方が何倍も素敵な色味です。
 今回の「03 ストロベリーベージュ」は一見「01 アプリコットベージュ」に似ているのですが、肉眼で見てみるとハッキリ違います。
 01の方がベースのピンクがやや黄みがかっており、ラメも温もりを感じる暖色系の輝きなのに対して、03はベースのピンクはやや青みのアンダートーンがあり、ラメは涼しげな寒色系(白み系)の輝きです。
 同じメイクでも、血色感重視のメイクをしたいなら01、透明感重視のメイクをしたいなら03、といった感じで私は使い分けるつもりです。
 そして粉質は相変わらず粉とびせず、アンチケーキング処方で指塗りできるので、朝メイクの時短にもなり、すばらしいです。

 

◼️アイラッシュライナー「03 セーブル」について

 

 UNMIXのアイシャドウとリップは持っているのに、アイラッシュライナーは実は購入してなかった私……。というのも、繰り出しアイライナーに苦手意識があり、固さがあるアイライナーだと、睫毛の隙間を埋めて描けないなと思っていたのです……。
 しかし、今回発売された「03 セーブル」が他のメーカーでもあまりない明るめのグレージュブラウンだったので、色味に惹かれて購入しました。
 そして実際使ってみての感想は……まず、芯の柔らかさに驚きました。芯が柔らかいので睫毛の隙間を埋める時も、スルスル描けて、それなのにラインを一度引いたら、擦っても全然落ちない……!
 アンダー2000円のプチプラコスメみたいな価格なのに、アイライナーとしてこのクオリティはすごいと思いました。
 色味も絶妙で、ライラッシュライナーの名前のとおり、アイラインではなく、元の睫毛が濃くなったかのような、自然に目元を締めてくれるカラー。
 「黒やブラウンのアイラインを引くと、目元が重くなっていやだな」と思っていた人におすすめしたいカラー(私もそういうタイプ)。
 一点注意点としては、芯が柔らかいので、出しすぎると折れてしまう点。描く分だけ数ミリ出して引くのが、ちょっとしたコツでしょうか。

 


◼️おわりに

 

 今月のUNMIXの新色も、期待を裏切らない素敵さでした。
 ピンクの軽やかな色味で、これから真夏がやってきても、涼しげなまなざしが作れそうです。
 現時点ではUNMIXのアイテムは、一度売り切れると既存色でもなかなか再販されないようなので、気になるカラーがあればお早めに購入されることをおすすめします。

 

【多幸感溢れるコーラルパレット】DIOR BACKSTAGE/アイパレット「007 コーラル」レビュー

 2022年7月8日に、DIORバックステージのアイパレットで、限定色の007番コーラルが発売されます。
 今週末の公式オンラインの先行発売で購入し、昨日到着。昨日と今日に早速使用したので、以下レビューを記します。

外箱パッケージ

 

■DIOR BACKSTAGE/アイパレット

・色:007コーラル(限定色)
・価格:¥6,050
・発売日:2022/07/22
・総合点 ★★★★☆(4.5点/5.0点)
(★4つ以上がおすすめです)


◼️「007コーラル」について

 DIORバックステージのアイパレットは他のカラーも所有していますが、一目みて「可愛い!」とときめいたのは、このパレットが一番かもしれません。

 色味について、スウォッチ画像より、左上から順番に説明。
 三段のうち上から1段目の左(A)は、ベース用のクリームアイシャドウ。塗ると殆ど色はつかず、下地として使います。
 1段目の中央(B)は繊細な多色ラメのグリッターカラー。肌に塗ると色自体はあまり発色せず、ラメの輝きだけがのるタイプ。
 1段目の右(C)は、ラメとパールの入ったシアーなピーチピンク。
 上から2段目の左(D)は、同じくラメ・パール入りのコーラルピンク。
 2段目の中央(E)も、同じくラメとパール入りの赤みピンク。
 2段目の右(F)はマットなベージュ。なんとなくMACのソバに少し似ているかも?
 上から3段目は全てマットカラーです。3段目の左(G)は、青みのアンダートーンを感じるプラムレッド。
 3段目の中央(H)は、レンガのような赤みブラウン。
 3段目の右(I)は、黄みを感じるコッパーブラウン。
 全体的に肌馴染みの良い、ピンク~コーラル~ブラウンの色が入っていて、オンでもオフでもかなり使いやすいパレットという印象。

 英語のこのパレットの色名「Coral Neutrals」のとおり、ニュートラル系の色が多いので、DIORバックステージのアイパレットの中では、使う人をあまり配色ではないかな……と感じます。
 
 他の既存カラーと同じく、こちらも発色は良いです。
 バックステージのアイシャドウはプレスが固めで、塗る筆によって発色や仕上がりに差が出るため、(同じDIORでもサンククルール等と比べると)バックステージのアイパレットは、今まで上級者向けな気がしていましたが、このコーラルは失敗しにくい配色なので、そういう意味ではメイク初心者の方にも扱いやすいと感じました。

 私は発色が良すぎるアイシャドウは苦手なのですか、このパレットは発色の良さはありつつ、コーラルやベージュなど、肌馴染みが良い色だしが多いので、わりと適当につけても、失敗しにくそうだな…と思いました。

 サンククルールと比べると、プレスの固さや粉質についてはやはり気になる点はあるものの、コスパの高さと色味に関しては個人的に満点なので、購入して大満足。これからたくさん使います。


◼️おわりに

 DIORバックステージがもともとファッションショーのバックステージからインスピレーションを得たラインということもあり、メイク上級者向けのアイテムや色味が多い印象でしたが、このアイシャドウパレットは、これまでの既存色に比べるとかなり扱いやすいです。
 限定色なので、気になった方はお早めの購入をおすすめします。

 

#Dior #ディオール バックステージアイパレット