日々コスメ好日

素敵なコスメとの日々の出会いを綴ります

【全色コンプリートしました】 マキアージュ/ドラマティックスタイリングアイズSレビュー

■マキアージュ/ドラマティックスタイリングアイズSレビュー

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今年7月にドラマティックスタイリングアイズSが新発売した際、ストロベリーティーをまず買ってLipsにもレビューをUPしており、その時は「悪くないけど無難なアイシャドウ」という印象でした。
しかしその後、仕事などで超忙しかった時期に、平日朝の時短メイクにこのアイシャドウが大活躍。
少しずつ買い足していくうちに、気がついたら、全5色をコンプリートしていました…。
せっかく全色揃えたので、今日はこのアイシャドウの色味の比較や、何が魅力なのかを、以下レビューしたいと思います。

■マキアージュ/ドラマティックスタイリングアイズS


・色番:OR331 マンゴーティー、RD332 ストロベリーティー、BE233 キャラメルミルクティー、BR734 マロンティー、VI735 ソイラベンダーティー
・価格:2,800円(税抜)
・総合点 ★★★★☆(4.0点/5.0点)
(★4つ以上がおすすめです)

 

■このアイシャドウの魅力


最初は「無難~」とか正直思ってたし(Lipsのレビューでもそう書いた)、メイクが好きな人からすれば、やはりそう見えるタイプのアイシャドウだと思います。というのも、普通のアイシャドウパレットって、塗り方や色の組み合わせにもっと自由度があって、そこがアイメイクの楽しさに繋がってると思うから…
しかし、このアイシャドウは順序にしたがって、決まったカラーの決まったグラデを作るので、そういうアイメイクの自由度というのはありません。だから塗るのが楽しいアイシャドウではないです。
ではなぜこのアイシャドウを全部揃える位、私が気に入ってるのかというと、「時短できる」と「色が洗練されている(ドラコスにしては)」と「どの色も大体似合う(失敗しない)」という三点が圧倒的に大きいです。
特に時短できるというのは、朝が極端に弱く、頭があんまり働いていない私のような人間には大変助かります(特に忙しい平日朝)。塗り方の自由度が低いというのは、裏を返せば、塗る時に考えなくても良いという「楽さ」があるということ。朝のぼんやりした状態で塗っても、すぐ塗れて失敗しないというのは、めちゃくちゃ楽チンです。
以上が私がこのアイシャドウを平日にヘビロテしてしまう理由です。

 

■公式推奨と私のオススメの塗り方

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パッケージ裏の塗り方説明

このアイシャドウはブラシのひと塗りでグラデができるというのがウリで、公式でもその塗り方が推奨されています。
ただその塗り方ではグラデの強弱が弱く、そこまでグラデになっている感じにはなりません。なので私は自分で試行錯誤で見つけた、デカ目効果が高い塗り方で塗っています。
以下、公式推奨の塗り方と、私のオススメの塗り方をそれぞれ載せます。

・公式推奨の塗り方(所要時間約1分、時短重視)

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公式推奨の塗り方(時短重視)

パッケージに推奨されている塗り方の手順としては、まずクリームタイプのベース(A)をまぶた全体に塗ります。
右のメインカラーは上が薄く、下が濃いというグラデーションに色の濃淡がついています。このグラデーションの中間あたり(C)をブラシでコピーするようにつけて、まぶたに塗ります。つまり、附属のブラシでメインカラー(C)を横に撫でる感じでつけて、それをまぶたに横スライドさせるように塗ります。
(この時、ブラシで撫でるCの部分を上にすれば淡いグラデ、下の方にすれば濃い色のグラデ…という風に調節ができます)
そして最後にチップでBのハイライトカラーをまぶたの中央のせれば、アイシャドウ終了です。
このやり方だと両目で一分以内で終わるので、時短重視の塗り方と言えるでしょう。

・私推奨の塗り方(所要時間約2分、デカ目重視)

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私推奨の塗り方(デカ目効果重視)

私の塗り方はハッキリしたグラデを作り、目の輪郭をしっかり際立たせるのを目的としています。
やり方としては、まず左側Aのベースカラーをまぶた全体に伸ばした後、ブラシで右側上部Bの淡いカラーを上まぶた全体にのせます(濃い色はブラシでのせません)。それからチップで右側下部Cの濃いカラーを二重幅~目のキワに塗り、ぼかします。つまり薄い色と濃いカラーは、別々に塗ります。こうすることによって、公式推奨のやり方よりもグラデの強弱がはっきりつくので、目の輪郭が際立ち、デカ目効果がUPします。
そして最後に左側のハイライトカラー(D)を指に乗せ、さっと上まぶたの中心辺りにのせて、完成です。

 

■公式の各パーソナルカラーごとのおすすめカラー


ドラマティックスタイリングアイズSは、パーソナルカラー(以下PC)ごとにおすすめカラーがあり、自分のPCが分からない人には、公式サイトで画像の目の色を診断し、おすすめカラーを出してくれるアプリもあります。
(※所謂デジタル診断かつ目の色しか見ていないので、本物のPC診断と比較すると精度はかなり低いです)

■参考:運命のブラウンアナライザー(資生堂公式)

maquillage.shiseido.co.jp


実際のPCはオータムと診断されていますが、目の色が明るめの私は、公式のアプリ診断だとイエベ春向きの「マンゴーティー」やブルベ夏向きの「ストロベリーティー」をオススメされます。
が、全色持ってる私からすると、正直この診断結果はほぼ気にしなくて良いと思ってます。というのも、塗ってみたら私は全色いけたので…。
今回のアイシャドウはどのカラーもブラウンがメインで、それぞれブラウンにニュアンスを足すようなバリエーション。なのでブラウンが得意なイエベには、割とどの色も普通に顔に馴染むと思いますし、好みで選んで良いと思います。
逆にブルベの人は、色選びはちょっと気を付けた方が良いかもしれません。
以下は各色ごとのカラーの違いを記します。

 

■各色ごとの特色

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全5色のスウォッチ
・OR331 マンゴーティー

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公式では「イエベ春向き」とされているカラーで、オレンジ系のブラウンになります。が、オレンジというよりはやや赤みもあるコーラルっぽい色に私は発色します。五色の中では、カジュアルなファッションに合うカラーだと思います。

・RD332 ストロベリーティー

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最初に買ったのがこの色。公式ではブルベ夏向きとされており、ハイライトカラーが青みピンクなので最初の見た目のハードルが高いのですが、このハイライトカラーは色味が殆ど発色しないので、青みが苦手なイエベでもいけると思います。
ピンク系ですが、適度なくすみが入っているので甘くなりすぎず、お仕事メイク等フォーマルな場面でも使えるカラー。
ピンクのフェミニンさはありつつも、甘さ控えめな上品さが良いです。五色の中では一番ヘビロテしてるカラー。

・BE233 キャラメルミルクティー

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お仕事や就活面接向きメイク、フォーマルな場面でとにかく使えるカラーNo.1がこれ。失敗しにくさNo.1のカラーで、逆にいえば一番無難なカラーのとも言えます。
公式ではすべてのPC向きとされているカラーで、五色の中では、一番発色がシアーで淡めな、オーソドックスなブラウンアイシャドウ。
職場のドレスコードが緩めというのもあり、オーソドックスなブラウンアイシャドウを私は普段は使わないのですが、たまに急なお葬式などでフォーマルメイクをする必要があると、メイクに困ったりします。
そういうフォーマルな場面で、とりあえずこのカラーにしておけば間違いないという色。
発色がシアーで濃くならないので、普段のメイクで
は、リップやチークをメインにして、目元に抜け感を出したいメイクをする時にも活躍してくれます。

・BR734 マロンティー

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五色のうちでデカ目効果No.1のカラーだと思います。
というのも、他の四色のカラーの締め色(右側下部の暗いカラー)は、淡い色のカラーにそのまま暗いくすみを足したような色…つまり淡い色と濃い色があくまでも明度の違う同系統の色です。
しかしこのマロンティーは他のカラーとは違い、淡いカラーはゴールド系なのに対して、締め色はカーキブラウンです。なのでグラデにしたときの強弱が一番大きく出ます。
ゴールドとカーキブラウンという組み合わせがかなりオシャレなので、モードなファッションや、辛口カジュアルに合わせるメイクをする時に活躍してくれるカラー。
公式では「イエベ秋向き」とされているカラー。

・VI735 ソイラベンダーティー

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五色のうちで透明感No.1カラー。最後に買ったのがこの色です。公式では「ブルベ冬向き」とされているパープル系のブラウン。パープルはイエベの鬼門カラーなので、ハードルが高い色だと思っていました…。
が、こちらのパープルはそこまで発色が強くなく、またハイライトカラーがゴールドラメというのもあり、いざ塗ってみたら普通に私はいけました。
パープルの持つ透明感が目元にプラスされるので、一気に儚げな雰囲気になれるのがお気に入り。
ただ、下まぶたにガッツリこの色を塗ると、パープルが苦手な人は顔色が悪くなるので、そういう人は下まぶたにはピンクやコーラル等、血色感がある他のアイシャドウを塗るのがオススメ。
これに先日買ったクリニークの新色チーク「ベイビーマーブルポップ」を合わせると、透明感マシマシな儚げなフェイス(※自分比)になれます。
パープル系アイシャドウが苦手なイエベの人にも、試してみてほしいカラー。逆にブルベの人はハイライトカラーのゴールドと相性が宜しくない可能性があるので、ハイライトカラーは敢えて使わない方が良いかもしれません。

 

■おわりに


発売直後に買った時は、面白味のないアイシャドウパレットという印象があったのですが、平日朝の「いま何にも考えられない…」みたいなボーッとした頭でメイクをするには、非常に使い勝手が良いアイシャドウだと思います。
粉質は価格相応だと思いますが、色のオシャレ感と時短と価格の三点で見た時には、非常にバランスの取れたアイシャドウと言えるのではないでしょうか。
私みたいに朝が弱い人や、時短メイクを目指している人には、オススメしたいアイシャドウです。

 

マキアージュ ドラマティックスタイリングアイズS OR331 4g

マキアージュ ドラマティックスタイリングアイズS OR331 4g

 

 

【ワンコインで買えるブラウンリップ】 セザンヌ/ラスティング リップカラーN新色レビュー

セザンヌ/ラスティング リップカラーN新色レビュー

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9/11にセザンヌのラスティングリップカラーから、ブラウン系2色が新発売されます。
たまたま入ったアットコスメストアではすでに販売開始していたようで、プチプラとは思えない今っぽいおしゃれな色味に一目惚れ。
セザンヌのリップは買ったことがなかったのですが、既存と一緒に、一足お先に新色二色をゲットしてきました。
以下、この素敵な色味のリップのレビューを記します。

 

セザンヌ/ラスティング リップカラーN

色番:504(新色:オレンジブラウン)、105(新色:ブラウン)、407(既存色:赤レンガ色)
・価格:480円(税抜)
・発売日:2019/9/11(504と105)
・総合点 ★★★★☆(4.0点/5.0点)
(★4つ以上がおすすめです)

■色についてf:id:MayAoyama:20190909120038j:plain

購入したのは以下の三種類。

・504 (5/11発売新色)
こちらはオレンジみの強いブラウンで、キャメルブラウンやテラコッタブラウンと呼べるような、こっくりとした秋らしいカラー。
こういうオレンジみのあるキャメルブラウンは、プチプラにはあまりない色味だと思うのですが、実際つけてみてもオシャレな色味で、流行りのテラコッタ系アイシャドウに合わせると相性抜群。
私のパーソナルカラーは、ブラウンリップが得意とされるオータムなのですが、彩度が低かったり、あまりくすみが強い色や、赤みがないブラウンは得意ではありません。しかし、こちらはブラウン系でもそこそこ彩度があり、くすみが強すぎないので、つけていて顔色が沈みません。
今回買った三色の中では一番のお気に入りです。

・105 (5/11発売新色)
今回買った三色のリップのうち、一番ブラウンらしいブラウンで、他の二色よりも赤みや黄みが少なく、くすみがそこそこ強いです。
くすみに強くない私がこの色を直接唇に塗ると「ザ・土色」みたいな感じになってしまい、顔色が悪くなってしまいます。なので、直接唇にリップを塗るのではなく、指にとってポンポン塗りをすると、元の唇の色と馴染んで良い感じになりました。
手持ちのプチプラリップの中では、ヴィセリシェの004番のブラウンと少し似ている気がしました。

・407 (既存色)
こちらは今年春に発売された既存色で、ブラウンといってもブラウンが入った赤レンガ色です。
504と同じく、ブラウン系にしてはくすみが強くなく、私のようなタイプにはとても使いやすいカラーです。
割とはっきりした赤、かつマットめな質感なので、直にスティックで塗ると、モードな雰囲気のレッドリップという感じになります(プチプラなのに…)。5メートル位離れた場所から見たら「これPAT McGRATHのリップなの」と言っても、バレなさそうな雰囲気すらあります…。
カジュアルなファッションに合うような雰囲気にしたい時は、直接塗るのではなく、唇の中心をメインに指でぽんぽん塗りすると、ラフな感じに仕上がります。
今年の秋冬は紅葉のような赤み系ブラウンやボルドー系アイシャドウが流行っているので、そういうアイシャドウとの相性が良さそう。こちらも秋冬にヘビロテ確実なカラーだと思いました。
同じ赤レンガ系だと、MACのチリに少し似てるかもしれません。

 

■質感、使用感、色持ちについて

・質感について
今回買った三色はどれもパールやラメが入っていないマット系なのですが、新色の504と105はややツヤ感があるセミマットなのに対し、既存色の407の方は光沢のほぼない、いかにもマットな質感のマットです。
なので、新色の504や105は適度なツヤ感で唇の縦シワはあまり目立ちませんが、407はリップ下地なしだと縦シワが目立ちやすい色だと感じました。縦シワが気になる人は、リッププランパーなど、プランプ効果のあるリップ下地を仕込むのが良いかもしれません。
また、発色も結構しっかり発色する方で、ここ最近流行の透け感リップとは違い、リップの色自体がしっかり唇にのる感じです。なので、塗る人によって、合う合わないがはっきりするタイプのリップと言えるでしょう。

 

・使用感について
保湿成分配合とのことで、今の時期はそこまで乾燥は感じません。ただ、そこまでしっとりした感じでもないので、乾燥しやすいこらからの季節は乾燥を感じる人も多いかもしれません。その場合は保湿系のリップ下地や、上からリップオイルを塗るなどすれば、乾燥はマシになると思います。

 

・色持ちについて
普段欧米系コスメや韓国ブランドのティント等、色持ちの良いリップを使っているため、正直なところ、日本のプチプラのリップで、色持ちが良いと心から思えるものに出会ったことは殆どないです。
ですが、こちらのリップは日本のプチプラの中では色持ちの良い方だと感じました。
具体的には、飲み物を飲むとカップのふちに色が移ります。が、唇は色味が多少落ちはしますが、色自体は完全に消えずに唇に残っています。
一度塗った後しばらく時間を置き、ティッシュオフして、再度リップを塗ると、飲み物程度ではかなり落ちにくくなります。
ただし油分には強くなく、飲食ではごっそり落ちるし、発色がハッキリしている分、落ち方もあまり綺麗とはいえない落ち方をするのは、少し残念なポイント。
それでもティントではないプチプラリップの中では、色持ちは良い方だと感じました。

 

■おわりに


セザンヌのリップを買うのは初めてだったため、あまり品質に期待せず、お遊び半分で買ったのですが、予想外に普段使いできるクオリティと発色に驚いています。
最近のプチプラコスメの実力、正直舐めてました…すいません…。
9/11に発売される二色は、どれも今年のトレンドらしいブラウンリップで、プチプラと思えないこなれカラー。
ブラウンリップ初心者にも手を出しやすい価格ですので、気になっている方はご購入の検討をおすすめします。 

オペラのシアーリップカラーから新色登場(提供記事)

【秋の限定色が新発売】
オペラ/シアーリップカラーRN「101レッドアンバー」「102クリアクリアカシス」レビュー 

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オペラのシアーリップカラーから、9/12に限定色が二色発売されます。
今回の限定色は“天然石”をイメージしたということで、深みがあるのに宝石のようなツヤ感があるのが特徴です。
限定色のうち、1つはテラコッタカラーの「レッドアンバー」、もう1つはワインカラーの「クリアアカシス」。二色とも秋らしいのにどこか透明感がある発色です。
Lipsさんを通して今回一足お先に新色をいただいたので、この素敵なカラー二色を以下レビューします。 

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■オペラ/シアーリップカラーRN


・色番:101 レッドアンバー、102 クリアカシス
・価格:1,200円(税抜)
・発売日:2019/09/12
・総合点 ★★★★☆(3.5点/5.0点)
(★4つ以上がおすすめです) 

 

■101 レッドアンバーについてf:id:MayAoyama:20190908144547j:plain

"101 レッドアンバー:琥珀のようなテラコッタカラー。グラデーションカラーの夕陽を想起させるロマンティックな雰囲気を持つ"
というのが、オペラ公式さんの説明。
見た目は確かに秋の流行色の深いレンガ色なのですが、商品名の通りシアーで透け感がある発色なので、そこまでくすみを感じさせません。
テラコッタ色はニュアンス程度で、グロスのようなツヤ感の方が先に来るタイプのカラーです。
いざ唇に塗るとテラコッタらしいくすみはあまり感じず、赤みのある自然な血色感が出るので、自然なナチュラルメイクの時にとても使いやすいカラー。

 

■102 クリアカシスについて


"透き通る空のブルーに淡い夕焼けのうすピンクを組み合わせたようなカシス色。甘くメランコリックな魅力のあるカラー"
との公式の紹介の通り、見た目は青みのあるカシス系カラー。パッと見た感じは、イエベの私にはちょっと難しそうなカラーに見えます…。大体アンダートーンに青みがあるベリー系リップは、不健康に見えてしまいがちなタイプなので…。
ですが、こちらも透け感のあるシアーな発色で、レッドアンバーよりも更に発色は淡いため、カシスカラーが得意でない私でも、これ単体で使って顔から浮いたりしません。
唇にのせると、カシスの青み自体はそこまで感じず、色が持つ透明感のニュアユンスの方が強かったです。儚げな雰囲気のメイクをしたい時に使いやすそうな色です。

 

 

■使用感や色持ちについて

・発色について ○
以前からオペラのリップティントの方は使っていて、プチプラなのに絶妙な発色と色持ちで、好きなリップの1つなのですが、今回のシアーリップカラーを使ったのは、実は初めて。
私は基本的に彩度がやや高め~中くらいの色が似合うタイプなので、パーソナルカラー診断を受けた時も「貴方は顔に色をハッキリ出すメイクが似合う」と言われました。なので、リップもあまりシアーな発色のものは普段から使いません。シアーリップカラーも発色が満足いくものか不安でした…。
実際使ってみた所、このリップは口紅というよりグロスに近く、発色はニュアンス程度の感じなのでハッキリした発色を求める人には向きません。
しかし、ラメやパールシーが入っていないクリアな色味、かつ発色がシアーな分、つける人のパーソナルカラーを選ばない色で、今回紹介したテラコッタやカシスも、誰でも使いやすい色味だと思いました。

・色持ちについて △
親しい友人から「リップの色持ち警察」と言われる程度に、私はリップの色持ちについては厳しい方です。
そんな私なのでここは正直に言いますが、ぶっちゃけ色持ちは良い言えないという感じです。
これが同じ価格帯のリップ(例えばロレアルやヴィセアヴァン等)だと、コップのフチにガッツリ色が移った上に、唇の色味も落ちていたりするのがザラなので、「色持ちは良いとは言えないけれど、お値段相応」かと思います。
また、発色がシアーな分、飲食して色味が落ちても汚い感じにならず、上から重ねて直すのが簡単です。色持ちが良いというよりは、色の落ち方が綺麗なリップという印象。
手持ちのリップだと、CHICCAのメスメリックリップスティックが、似た透け感とツヤ感だと思うので、CHICCAの下位互換として使うのはアリかもしれません。

・使用感について ◎
リップというよりはグロスに近い瑞々しいテクスチャーなので、つけているとリップクリームのような潤いを感じます。
乾燥するこれからの季節は、他のリップの上から重ねて使うと、乾燥防止になりそうです。
シアーといっても、最近よく発売されている色つきリップクリームよりは発色も良いので、グロスに近い色つきリップとして使うのはアリだと思いました。

 

■おわりに

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今季のビジュアル

シアーで保湿力が高いリップを求めてる人には、選択肢の1つとしてアリな一品。
発色はシアーで物足りない人もいるかもしれませんが、ラメも入っていないため、どんなメイクにも合わせられます。
秋冬にはマットなリップが流行りますが、そういうリップは乾燥しやすい物が多いため、上からグロスとして重ねて使うのも良いかも…と思っています。

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クリニークのアジア限定チーク「ベイビーマーブルポップ」が私的に大事件だった話

クリニーク/チークポップ アジア限定色「ベイビーマーブルポップ」レビュー

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事件、事件だァ~!こいつァ、大事件ですよ!(興奮)
何がっていうと、9/6に発売されたクリニークのアジア限定色「ベイビーマーブルポップ」のことなのですが…。この色、見るからにパープルに近い青みピンクなのに、イエベの私の肌から浮かない青みカラーなのです…!
イエベなのに鬼門カラーのパープルメイクに挑戦し続ける身としては、大評価を与えたいこのチーク。その魅力を、以下にレビューします。

 

クリニーク/チークポップf:id:MayAoyama:20190907110626j:plain

・色番:ベイビーマーブルポップ(アジア限定色)
・価格:3,300円(税抜)
・発売日:2019/09/06
・総合点 ★★★★(★(5.0点/5.0点)
(★4つ以上がおすすめです)

 

■承前「イエベの私に似合うパープルチークを探して」

 

「アジア人の黄み肌に馴染むように作られたカラー」という、この色の売り文句を最初目にした時は、「いやいや、そうは言っても貴方、どうせブルベ向きなんでしょう…?」と半信半疑だった私。
しかし『イエベなのにパープルメイクに挑戦し続ける女』としては、こういう挑戦的な文句を謳うカラーを試さないわけにはいきません。
何故ならば、これまでのオタク人生で出会ってきた数々の推しキャラのカラーは、大体パープルだったのです。たとえば、KING OF PRISMの大和アレクサンダー、幕末Rock沖田総司黒子のバスケの紫原敦…などなど、どういう訳か私の推しになるキャラは、大体パープルがイメージカラーであり、それはこの先もかなりの確率で遭遇する事象だと思われます。
それゆえ、私には、いくらイエベの鬼門カラーといえど、パープルを身に纏う事を諦められません。
「自分の推しへの想いがパーソナルカラーに負けてしまう」ということを、私は認められないのです。

「黄み肌に似合う青みピンクとな…その挑戦、受けて立つ…ッ!」
と、俄然勇む心を宥めつつ、カウンターに飛び込んでいったのが、発売日前日。サンプルを一目見て、予想以上に青みが強そうなカラーに一瞬怯むも、気持ちが萎えないうちにBAさんから番号札を受け取ります。そしてBAさんにタッチアップして貰った瞬間、鏡に映る自分の顔を見て、驚愕…。
「青みがハッキリ発色してるのに、肌から浮いてない…だと…!?」
そこには、私史上最強クラスの透明感のある頬っぺたがあるではありませんか…。
しかし、青みピンクが自分に合うという事実を信じきれず、BAさんに「もうちょっと濃くつけて下さい!」と面倒くさいことを頼み、ハッキリ発色させて貰って再度確認。しかし、やはり肌から浮いてないません。
その時点もう、即効「ヒー、疑ってすいませんしたァァ!」と土下座したくなり、秒で予約しました。
前置きが長くなりましたが、以下にこの色の魅力を記します。

 

■ベイビーマーブルポップの色味について

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ベイビーマーブルポップのスウォッチ

今回発売されたベイビーマーブルポップは、既存色の人気カラーであるパンジーポップ(パープル系)と、メロンポップ(オレンジ系)の二色を合わせた色である、というのが重要なポイント。
パープルとオレンジが絶妙な色のバランスでミックスされているため、パープルの持つ透明感と、オレンジの持つ血色感が両立できるという、天才的なセンスで出来たカラーなのです…!

※ためしに去年限定で出たチークポップトリオに入っていたパンジーポップ、メロンポップ、二種類重ねた色と、ベイビーマーブルポップを比較してスウォッチしてみました(以下画像参照)。画像は分かりやすく三回位重ね塗りしてますが、実際は一回塗りだと淡い発色で、重ねると濃くできるというのが、チークポップの使い勝手の良さだったりします。

確かに重ねた色はベイビーマーブルポップにやや似てるのですが、重ねた方は、少しピンクみがクドくなっています。

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ベイビーマーブルポップと、パンジーポップ、メロンポップ、パンジーとメロンを重ねた色を比較

イエベ肌なのにこのチークの青みが浮かないのも、このカラーに含まれたオレンジみのお陰だと思います。
イエベの私がつけると、得意なカラーのオレンジ(メロンポップ)は肌に馴染んで殆ど発色を感じさせず、パープル(パンジーポップ)の青みが持つ透明感の方が前面に出て来ます。
それが、イエベでも浮かない青みピンクの秘密…という訳です。

ネットで他の人の感想をチェックしてみたのですが、イエベや黄み肌の人は、私のように殆どオレンジみを感じず、青みピンクに発色する人が多いようです。
一方でブルベやピンク肌の人は、あまり青みをそこまで強く感じず、パンジーポップよりも血色感を感じられるピンクに発色する人が多い様子。
しかし、もともと青みピンクやパープルが得意なピンク肌やブルベの人の中には「パンジーポップと殆ど同じに発色する」という意見もあります。

ブルベの人は他にも合う青みピンクやパープルのチークはたくさんありますが、イエベに合う青みピンクというのはなかなかありません。
なので、このベイビーマーブルポップは、私のようにパープルが鬼門カラーだと思っているイエベの人にこそ、オススメしたいカラーとなっています。

 

■欠点


チークポップをすでに使っている方はご存知かと思いますが、クリニークのチークポップはプレスが固めです。特に使いはじめが固いので、柔らかいブラシとの相性があまりよくありません。
私は天然毛のブラシがチクチクするタイプなので、フェイスブラシやチークブラシは天然毛ではなく、Real Techniquesのタクロン製のブラシ等を使っているのですが、チークポップは使いはじめの数回は天然毛のブラシを使った方が、綺麗に筆に色が含めると感じています。
そして色持ちに関して言えば、NARSやMAC等の他のデパコスのチークと比較すると、あまり良くはないという印象です。ローラメルシエのチークと同じ位の色持ちの良さで、ふんわりつけると半日位で結構色が薄くなってしまいます。
色落ちを防いで発色を長時間保つ方法としては、濃くつければ1日持つので、このチークをまず濃いめにつけます。その上から手の平を当て、手の体温と皮脂でしっかりチークを定着させます。そしてその上からフェイスパウダーをのせると、色味が濃くなりすぎず、また色落ちがましになります。

 

■おわりに


私がこれまで出会ってきた中で、青みピンクで浮かなかったのはCHICCAのチークしか無かったのですが、CHICCAはご存知の通りブランド終了が決まっています。悲しみにくれていた時に出会えた、ベイビーマーブルポップ…。
世の中にパープルや青みピンクのチークは数あれど、このような黄み肌やイエベにも浮かない青みカラーは多くありません。
最初の見た目で青みが強く見えて不安になる人も多いと思うのですが、頬にのせると不思議と馴染むカラーです。
私のようにパープルや青みが苦手な方にこそ、オススメしたい素敵なチークです。

エクセルPLAZA限定新色「アプリコットタータン」が可愛すぎる件

エクセル新色リアルクローズシャドウ&ネイルポリッシュレビュー

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先週発売されたエクセルの秋新作のアイシャドウとネイルポリッシュ。ネイルポリッシュは秋らしいくすみカラーが6色、アイシャドウは定番色の新色として「CS07フラワーバレッタ」と、PLAZA限定色として「CS08 アプリコットタータン」が発売されました。
アイシャドウは買うつもりが無かったのですが、実物を見てみたらPLAZA限定色が画像の何倍も可愛くて、思わず購入。
「限定色ゆえ、これは早くシェアせねば…!」と思ったので、以下レビューを記します。

リアルクローズシャドウ
・色番:CS08 アプリコットタータン(Plaza限定色)
・価格:1500円(税抜)
・総合点 ★★★★★(5.0点/5.0点)
(★4つ以上がおすすめです)

■ネイルポリッシュ
・色番:NL12:キャロットラペ、NL15:マロングラッセ(定番新色)
・価格:1,000円(税抜)
・総合点 ★★★★★(5.0点/5.0点)

リアルクローズシャドウ CS08 アプリコットタータンについて

・色について

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CS08スウォッチ画像

左上のハイライトカラー(A)と、右上のツヤ感が美しいイエロー(B)、左下の赤レンガのようなブラウンがかったレッド(C)、右下のテラコッタオレンジ(D)の組み合わせ。
全体的にパールやラメが入っていてツヤ系の発色なのですが、ギラギラした感じではなく、あくまでも程よく抑えた上品やツヤ感。それゆえに、ツヤが色よりも前面に出ることがなく、色の美しさがはっきり感じられます。
このツヤと色の発色のバランスが絶妙で、ちゃんと色味が発色するのに、ツヤ感がある…というアイシャドウはプチプラにはあまり無い感じだと思います。
また、粉質もプチプラにしてはかなり良く、時間が経つと多少粉飛びで色が薄くなりますが、エクセルのアイシャドウベースを仕込めば、一日中発色がそこそこキープしたまま過ごせます。
これは他の色も同じ特徴だと思います。

 

・他のアイシャドウとの比較

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CS01とCS08との比較

このアプリコットタータンの右下のオレンジは、同じくリアルクローズシャドウのCS01テラコッタブーティのテラコッタオレンジとかなり近いです。

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また、手持ちの他のアイシャドウの中では、色の組み合わせが黄み系と赤系のパレットという点で、トム・フォードのハネムーンと少し似ています。ただトム・フォードのハネムーンは絞め色がややパープルがかったグレーブラウンと濃いです。

 

■ネイルポリッシュについて

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購入したカラーは「NL12:キャロットラペ」と「NL15:マロングラッセ」です。
キャロットラペはブラウンがかったテラコッタオレンジで、これ一色でいきなり手元が秋モードになるオシャレカラー。
マロングラッセはグレーがかったカーキというカラーで、こちらもプチプラには珍しい、非常にハイセンスなカラー。
プチプラブランドでマニキュア1000円は安くない方かもしれないのですが、この色だしのセンスでこの値段であれば、寧ろ安すぎる位だと感じました。
ただ速乾性を謳っていますが、普段Addictionなどデパコスのネイルを使ってる人からすると、乾きの早さは普通かと思います。また、色もちもプチプラにしては良いですが、Addiction等の方が上です。
しかし、値段を考慮すると、それでも「買い」な一品だと思います。

 

■おわりに


毎回新色が出る度に人気爆発のエクセル。今回の新色アイシャドウは定番色のフラワータウンも可愛いのですが、やはり上記のアプリコットタータンが個人的には激推しカラーです。限定色なのが本当に惜しいくらいの、可愛いカラーだと思います。
Plazaのオンラインではすでにアプリコットタータンが売り切れているみたいなので、気になった方はお早めのご購入をおすすめします。
(※昨日夜の時点で店舗では普通にたくさん置いてるのを見かけました)

 

 

エクセル リアルクローズシャドウ CS07 フラワーバレッタ

エクセル リアルクローズシャドウ CS07 フラワーバレッタ

 

 ※アイシャドウのもう一つの方の新色、フラワーバレッタはネットでもポチれるみたいです

コスメデコルテ2019年秋コレクションレビュー

【秋の優しげなフェミニンフェイス】 コスメデコルテ2019年秋コレクションレビュー

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8/21から発売された、コスメデコルテの秋コレクションのテーマは"Light Makes Attractive Shadow”。 柔らかな光を受けて生まれる繊細な翳りのような、素敵な秋の新色たちが発売されました。

私が買ったのは大好きなアイグロウジェムの新色と、同じく大好きなクリームブラッシュ(チーク)の新色、そして今回六色も新発売されたザ ルージュ ベルベット、以上3つ。

秋カラーというと、くすみの強いこっくりしたカラーが思い浮かびますが、コスデコの今回の秋の新色はどれも秋らしい色味なのに、透明感が溢れる上品な色味ばかりです。 以下、私の購入品をレビューします。

■アイグロウ ジェム

・色番:BR395(限定色)

・価格:2700円(税抜)

・発売日:2019/8/21発売

・総合点 ★★★★★(5.0点/5.0点)

(★4つ以上がおすすめです)

 

■クリーム ブラッシュ

・色番:RD451(限定色)

・価格: 3,000円(税抜)

・総合点 ★★★★★(5.0点/5.0点)

 

■ザ ルージュ ベルベット

・色番:BR302(定番新色)

・価格:3,500円(税抜)

・総合点 ★★★★★(5.0点/5.0点)

 

■アイグロウ ジェム BR395(限定色)について

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アイグロウジェム BR395

今回発売されたアイグロウジェムのBR395番は、秋らしい赤みのあるのですが、くすみがそこまで強くはありません。ラメもしっかり入っているのですが、上品な細かいラメで、非常に使いやすいカラー。 赤みブラウンというと、目元が重くなりがちな色ですが、こちらは重さを感じず、目元が暗くならないのに、しっかり秋っぽい季節感のある発色というのが、大変秀逸。

そしてアイグロウジェムの大好きな点。指でサッと塗りやすく、一色でグラデーションもしやすいです。

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アイグロウジェム、クリームブラッシュ、ザ ルージュ ベルベットのスウォッチ

 

■クリーム ブラッシュ RD451(限定色)について

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秋らしい大人のローズカラー。ラメは入っていませんが、クリームチークなので、適度に自然なツヤ感がある質感です。 他のカラーも持っているのですが、コスデコのクリームブラッシュの特徴は、内側からにじみ出るような自然なツヤと、ぬくもりのある血色感が出せるということ。 クリームチークなので、発色はつける量によって調節しやすく、指でぼかしやすいのも大変◎。 見た目ではくすみが強そうなのですが、実際頬にのせてみると、こちらもあまりくすみを感じさせず、むしろ少量のくすみが肌馴染みの良さに昇華され、元々の頬に秋色のニュアンスを足したような、自然で上品な仕上がりになるのが、大変すばらしいです。 私が持っているチークの中ではローラメルシエのローズとチャイに色味が似ていて、質感はローラメルシエをツヤ系にしたような感じ。ただ、ローラのチャイやローズはくすみが結構ありますが、コスデコのこのチークは肌の上ではくすみをあまり感じません。 私はくすみがあまり得意でないタイプなので、その意味でも大変使いやすく、この秋はヘビロテしそうな色味です。

 

■ザ ルージュ ベルベット BR302(新色)について

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ザ ルージュ ベルベット BR302

こちらは限定色ではなく、今回追加された六色のうち、ブラウン系の色味で、新色の中でも1番の人気色らしい色。 ブラウンの入ったカラーなのですが、ブラウンリップによくあるくすみが強いカラーではないです。やや黄みがありますが、適度な赤みもあるので、塗ってみると非常に使いやすい、上品なブラウンリップです。 同時に発売されたBR300とかなり色味が似ているのですが、質感が違っていて、BR300はラメ入りなのに対して、このBR302はラメが入っていないマット寄りのカラーです。 しかしマットといってもあまり乾燥しないこっくりとした塗り心地で、質感もマットすぎないセミマットくらいのふんわりした仕上がりになります。 また、私はコスデコのリップを買うのが二年ぶり位だったのですが、以前のものよりかなり色持ちが良くなっていると感じました。食事をするとさすがにおちるのですが、飲み物を飲んでもカップに口紅の跡がべったりついたりしません。そして落方もきれいで、唇の一部分だけごそっと落ちたのが分かるような、汚い落方はしません。応急処置的に指でぼかせば、リップを直すまで目立たなくさせられます。 私はリップを選ぶ時は色持ちを重視するタイプなので、これは非常にポイントが高いです。

 

■おわりに

今回のコスメデコルテの秋コレクションは、このブランドらしい、上品でフェミニンなカラーが揃った素敵な新色ばかりです。 アイグロウジェム、チーク、リップを秋新色でまとめてメイクすると、フェミニンで優しい雰囲気を纏った「秋の女」になれるので、つい合わせて3つ買ってしまいましたが、後悔どころか、大変満足しています。 コスデコの上品な新色は、オフでも仕事でも、場面を選ばずにつけられる色ばかりです。 限定色はすでに売り切れの店舗もあるようですので、気になった方はお早めのご購入をおすすめします。

【これまでありがとう】 CHICCA 2019年秋コレクション「ROSE」レビュー

CHICCA 2019年秋コレクションについて

8/14に発売されたCHICCAの秋コレクションのテーマは「ROSE」。
秋の日差しの中で、柔らかい光を受けてそっと輝くような、さりげないニュアンスカラーが新色で登場しました。

これまでCHICCAのディレクターを務めていた吉川さんが退任になり、ブランド自体も2020年に終了が発表。その後、ブランド終了前の駆け込み需要で、アイシャドウやリップは常に品切れ状態に…。
そんな混沌とした状況の中、発売されたこの秋コレクションは、予約開始時から争奪戦となり、私にしては珍しく発売当日にデパートに並んで買いにいき、当日お目当てのものをgetできた次第です…。

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迷いに迷った結果、私はアイシャドウパレット二色、クリームアイシャドウのリッドフラッシュ一色(+既存一色)、リップ一色を購入。

以下、購入したものをレビューします。

フローレスグロウ リッドテクスチャー アイシャドウ

・色番:EX11ハギングプードル(限定)、06ティーカップ(新色)
・価格:5,500円(税抜)
・発売日:2019/8/14発売
・総合点 ★★★★★(5.0点/5.0点)
(★4つ以上がおすすめです)

■リッドフラッシュ

・色番:06シェリング(新色)、04ペタル(既存色)
・価格: 3,000円(税抜)
・総合点 ★★★★★(5.0点/5.0点)

■メスメリック リップスティック

・色番:47 レッドファー(新色)
・価格:3,800円(税抜)
・総合点 ★★★★★(5.0点/5.0点)



■「フローレスグロウ リッドテクスチャー アイシャドウ」について

CHICCAのアイシャドウの特色

CHICCAのアイシャドウは基本的にどれも発色が淡めなのですが、それは単に発色が弱いという意味ではありません。グラデでデカ目を目指す他のブランドのアイシャドウとは違い、CHICCAのアイシャドウはあくまでその人のまぶた自体を美しく見せる事を目的としています。
なのでアイシャドウの色が、その人より前に出ないように作られており、あくまでもアイシャドウで色のニュアンスをまぶたに足すことが目的。
その為いわゆる「盛る」タイプのメイクには向きませんが、もともとその人のまぶたが美しいかのように見せる、ナチュラルメイクには大変適した発色になっています。
また、あくまで発色を抑えているだけなので、色持ち自体は良いと感じます。

使い方

このアイシャドウは他の色も持っているのですが、載せるのは初めてなので、使い方について説明します。
ざっくり言うと、右側がメインカラーで、左側が目の周りに使うハイライトカラーです。なので基本的に右側のカラーでまぶたにグラデを作って、左の白みカラーをブラシで塗り、仕上げに目元を明るくする…というやり方が基本。

購入したのはEX11ハギングプードル(限定色)と、06ティーカップ(新色)です。
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EX11「ハギングプードル」について(画像参照)

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ラベンダー色(画像の1)のメインカラーに、ダークな絞め色(2)、同じく絞め色ですがラメ感が強いタイプ(3)の三色が右側のメインカラー。左側がホワイトのハイライト(4)と、下まぶたに血色感を足すカラー(5)の組み合わせ。
パープルというと私のようなイエベにはハードルが高いカラーですが、そこはパーソナルカラーに囚われないメイクを提唱してるCHICCAだけあり、一味違います。
どの色も透け感のある発色なので、私のまぶたの色と不思議と馴染み、パープルの色が持つフェミニンさを自然とまぶたに足すことができます。
また、CHICCAのアイシャドウの中でも、このパレットの絞め色(2と3)は暗めの発色なのですが、ラメ感が強いため、塗った時に重くなりすぎません。透け感のある暗めカラーが、まぶたに翳りのような、自然な陰影をつけてくれます。
全体的に、とてもナチュラルかつ目元にフェミニンさを出してくれる組み合わせ。
今回の秋コレクションの中でも一番人気の色なのが頷ける、素敵なカラーです。

06ティーカップ(新色)について

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ややくすみの入ったピンクカラー(画像の6)に、ラメ感が強いブラックがかったブラウン(7)、左側はハイライトカラー(8)という組み合わせ。
CHICCAらしいみずみずしい透明感のあるカラーで、元々のまぶたにローズのニュアンスを足したような自然な仕上がりになります。
毎日のメイクに使っても飽きない、不思議な色。
また、私は同じシリーズで既存色のコスモスペタルも持っていて、似た色味かなと最初は思ったのですが、結構違います。
このティーカップはコスモスペタルよりもピンクみが強く、また絞め色もラメ感が強く、暗めになっています。その為コスモスペタルよりもハッキリとしたコントラストが作れるようになっています。


リッドフラッシュについて(画像参照)

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リッドフラッシュは以前03番のレビューをLipsにUPしたことがあるのですが、今回新たに購入したのは、新色の06番シェリングと、04番ペタルです。

色と質感について

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06番シェリングはパールとラメ感があるホワイトで、これ自体ではあまり発色しません。そのため、基本的にはアイシャドウの下地として使うか、アイシャドウの最後の仕上げにツヤ感を出すために、まぶたにつける…という使い方になります。ハイライトの代わりとして使うという方法もあるようです。
私は06番をアイシャドウの下地として使っているのですが、自然に目元を明るくトーンアップし、上から重ねるアイシャドウにツヤ感が足せるので、便利なアイテムです。
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04番ペタルは赤みのあるくすみカラーで、リッドフラッシュのテーマである「疑似くすみ」をまぶたに作れるカラー。
アイシャドウの下地として使うと、鮮やかな色のアイシャドウでも、自然なくすみが足せます。06番シェリングとは対照的な効果です。
04番は割と発色するので、これだけでアイシャドウとして使うのもありです。
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■メスメリック リップスティック「47 レッドファー」について(上記画像参照)

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今回新しく発売されたのは46、47、48の三色ですが、私はこのうち47番のレッドファーを選びました。
理由としては、一見深みのある赤なのですが、シアーな発色で、自然な血色感とフェミニンさを足せるカラーだったというのが決め手。
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また、私はラメが入ったリップが得意ではなく、46と48はラメ系カラーですが、47はラメなしタイプだったというのも大きいです。
CHICCAのリップは2/5発色というのがウリで、敢えて発色を抑える事によって、その人のパーソナルカラーに囚われず、どの色も似合うように作られています。
パーソナルカラー的に得意な色であれば重ねづけして濃くしてもいいし、苦手な色であれば一~二度塗りで薄付けで仕上げれば、唇から浮きません。


■おわりに

残念ながらブランド終了まであまり時間が残されていないCHICCAですが、今回の秋コレクションは、CHICCAらしい透明感とみずみずしい発色に満ちた商品ばかりで、このブランドらしさとその独特な魅力を再認識しました。
既存色も欲しいものがたくさん残っているのですが、品切れ状態が続いており、なかなか手に入れづらい状況です…。
そのため人にオススメしづらいのですが、CHICCAのように、あくまで身に付ける人より前に出ないコスメというのは、他のブランドには無い特徴だと思います。
デパートによっては来月からカウンターを閉じてしまう所も多いようです。気になっている方は、機会があるうちにCHICCAのコスメをカウンターで手に取って直に見ていただきたい、と思っています。

※下記画像は今季のメインビジュアルより
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https://www.chicca.jp/special/Focus_Collection_2019Autumn/