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クリニークのアジア限定チーク「ベイビーマーブルポップ」が私的に大事件だった話

クリニーク/チークポップ アジア限定色「ベイビーマーブルポップ」レビュー

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事件、事件だァ~!こいつァ、大事件ですよ!(興奮)
何がっていうと、9/6に発売されたクリニークのアジア限定色「ベイビーマーブルポップ」のことなのですが…。この色、見るからにパープルに近い青みピンクなのに、イエベの私の肌から浮かない青みカラーなのです…!
イエベなのに鬼門カラーのパープルメイクに挑戦し続ける身としては、大評価を与えたいこのチーク。その魅力を、以下にレビューします。

 

クリニーク/チークポップf:id:MayAoyama:20190907110626j:plain

・色番:ベイビーマーブルポップ(アジア限定色)
・価格:3,300円(税抜)
・発売日:2019/09/06
・総合点 ★★★★(★(5.0点/5.0点)
(★4つ以上がおすすめです)

 

■承前「イエベの私に似合うパープルチークを探して」

 

「アジア人の黄み肌に馴染むように作られたカラー」という、この色の売り文句を最初目にした時は、「いやいや、そうは言っても貴方、どうせブルベ向きなんでしょう…?」と半信半疑だった私。
しかし『イエベなのにパープルメイクに挑戦し続ける女』としては、こういう挑戦的な文句を謳うカラーを試さないわけにはいきません。
何故ならば、これまでのオタク人生で出会ってきた数々の推しキャラのカラーは、大体パープルだったのです。たとえば、KING OF PRISMの大和アレクサンダー、幕末Rock沖田総司黒子のバスケの紫原敦…などなど、どういう訳か私の推しになるキャラは、大体パープルがイメージカラーであり、それはこの先もかなりの確率で遭遇する事象だと思われます。
それゆえ、私には、いくらイエベの鬼門カラーといえど、パープルを身に纏う事を諦められません。
「自分の推しへの想いがパーソナルカラーに負けてしまう」ということを、私は認められないのです。

「黄み肌に似合う青みピンクとな…その挑戦、受けて立つ…ッ!」
と、俄然勇む心を宥めつつ、カウンターに飛び込んでいったのが、発売日前日。サンプルを一目見て、予想以上に青みが強そうなカラーに一瞬怯むも、気持ちが萎えないうちにBAさんから番号札を受け取ります。そしてBAさんにタッチアップして貰った瞬間、鏡に映る自分の顔を見て、驚愕…。
「青みがハッキリ発色してるのに、肌から浮いてない…だと…!?」
そこには、私史上最強クラスの透明感のある頬っぺたがあるではありませんか…。
しかし、青みピンクが自分に合うという事実を信じきれず、BAさんに「もうちょっと濃くつけて下さい!」と面倒くさいことを頼み、ハッキリ発色させて貰って再度確認。しかし、やはり肌から浮いてないません。
その時点もう、即効「ヒー、疑ってすいませんしたァァ!」と土下座したくなり、秒で予約しました。
前置きが長くなりましたが、以下にこの色の魅力を記します。

 

■ベイビーマーブルポップの色味について

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ベイビーマーブルポップのスウォッチ

今回発売されたベイビーマーブルポップは、既存色の人気カラーであるパンジーポップ(パープル系)と、メロンポップ(オレンジ系)の二色を合わせた色である、というのが重要なポイント。
パープルとオレンジが絶妙な色のバランスでミックスされているため、パープルの持つ透明感と、オレンジの持つ血色感が両立できるという、天才的なセンスで出来たカラーなのです…!

※ためしに去年限定で出たチークポップトリオに入っていたパンジーポップ、メロンポップ、二種類重ねた色と、ベイビーマーブルポップを比較してスウォッチしてみました(以下画像参照)。画像は分かりやすく三回位重ね塗りしてますが、実際は一回塗りだと淡い発色で、重ねると濃くできるというのが、チークポップの使い勝手の良さだったりします。

確かに重ねた色はベイビーマーブルポップにやや似てるのですが、重ねた方は、少しピンクみがクドくなっています。

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ベイビーマーブルポップと、パンジーポップ、メロンポップ、パンジーとメロンを重ねた色を比較

イエベ肌なのにこのチークの青みが浮かないのも、このカラーに含まれたオレンジみのお陰だと思います。
イエベの私がつけると、得意なカラーのオレンジ(メロンポップ)は肌に馴染んで殆ど発色を感じさせず、パープル(パンジーポップ)の青みが持つ透明感の方が前面に出て来ます。
それが、イエベでも浮かない青みピンクの秘密…という訳です。

ネットで他の人の感想をチェックしてみたのですが、イエベや黄み肌の人は、私のように殆どオレンジみを感じず、青みピンクに発色する人が多いようです。
一方でブルベやピンク肌の人は、あまり青みをそこまで強く感じず、パンジーポップよりも血色感を感じられるピンクに発色する人が多い様子。
しかし、もともと青みピンクやパープルが得意なピンク肌やブルベの人の中には「パンジーポップと殆ど同じに発色する」という意見もあります。

ブルベの人は他にも合う青みピンクやパープルのチークはたくさんありますが、イエベに合う青みピンクというのはなかなかありません。
なので、このベイビーマーブルポップは、私のようにパープルが鬼門カラーだと思っているイエベの人にこそ、オススメしたいカラーとなっています。

 

■欠点


チークポップをすでに使っている方はご存知かと思いますが、クリニークのチークポップはプレスが固めです。特に使いはじめが固いので、柔らかいブラシとの相性があまりよくありません。
私は天然毛のブラシがチクチクするタイプなので、フェイスブラシやチークブラシは天然毛ではなく、Real Techniquesのタクロン製のブラシ等を使っているのですが、チークポップは使いはじめの数回は天然毛のブラシを使った方が、綺麗に筆に色が含めると感じています。
そして色持ちに関して言えば、NARSやMAC等の他のデパコスのチークと比較すると、あまり良くはないという印象です。ローラメルシエのチークと同じ位の色持ちの良さで、ふんわりつけると半日位で結構色が薄くなってしまいます。
色落ちを防いで発色を長時間保つ方法としては、濃くつければ1日持つので、このチークをまず濃いめにつけます。その上から手の平を当て、手の体温と皮脂でしっかりチークを定着させます。そしてその上からフェイスパウダーをのせると、色味が濃くなりすぎず、また色落ちがましになります。

 

■おわりに


私がこれまで出会ってきた中で、青みピンクで浮かなかったのはCHICCAのチークしか無かったのですが、CHICCAはご存知の通りブランド終了が決まっています。悲しみにくれていた時に出会えた、ベイビーマーブルポップ…。
世の中にパープルや青みピンクのチークは数あれど、このような黄み肌やイエベにも浮かない青みカラーは多くありません。
最初の見た目で青みが強く見えて不安になる人も多いと思うのですが、頬にのせると不思議と馴染むカラーです。
私のようにパープルや青みが苦手な方にこそ、オススメしたい素敵なチークです。