日々コスメ好日

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【日常使いのピンクブラウン】マキアージュ/ドラマティックスタイリングアイズ限定色「BR601ブルーベリードーナツ」 レビュー

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 去年マキアージュからドラマティックスタイリングアイズSが発売された際、最初無難でつまらないと言いつつ、アイメイクが楽チンすぎて、結局全色コンプリートしたという話をブログやLIPSで記しましたが、そんなマキアージュから、限定色のアイシャドウが3色発売されました。

maquillage.shiseido.co.jp


 今回発売された3色は「限定デコカラー」ということで、パレット右上の鮮やかなラメカラーが特徴で、それぞれこのカラーにちなんだ名前が色名についています。
 3色店頭で色味を十分に確認した後、私が購入したのは、ブルーベリードーナツです。
 
 以下、今回の3色の色選びのポイントと、新たに購入したこの色味についてレビューします。

ちなみにドラマティックスタイリングアイズS全色レビューはこちら↓

mayaoyama.hatenablog.com

 
■マキアージュ/ドラマティックスタイリングアイズ

・価格:2,800円(税抜)
・色:BR601ブルーベリードーナツ(限定色)
・総合点 ★★★★☆(4.0点/5.0点)
(★4つ以上がおすすめです)


◼️色選びのポイントと注意点

 今回の3色は、右上の鮮やかなラメカラーがフィーチャーされており、それぞれの色名もこのカラーにちなんでつけられています。
 限定色3色の色名は、右上がイエローの「BR703 パンプキンチョコスモア」、右上がピンクの「BE302 クランベリーカップケーキ」、右上がパープルの「BR601ブルーベリードーナツ」 。
 なので、パンプキンチョコスモア→イエロー系ブラウン、クランベリーカップケーキ→ピンク系ブラウン、ブルーベリードーナツ→パープル系ブラウン…という風に、色名からパレットの印象を持つ人が多いと思います。
 しかし実際に他の色を肌にのせてみると、色名のイメージと他の色(特に下の段の3色)が違うというか、むしろ色名と合っていないのが分かります。

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 たとえば、私が購入した「BR601ブルーベリードーナツ」は右上がパープルですが、青み系カラーはこの1色だけで、他のカラーは青みが入っていません。
 スウォッチ画像を見れば分かりますが、上段左(A)はクリームが入った白みカラー。下の段の左(B)のベースカラーら、ゴールド寄りのベージュで、ラメもゴールドと黄み系。このカラーは青みが得意な人なら、寧ろ苦手という場合が多いと推測できます。そして下の段中央(C)はくすみピンク、下の段右(D)の締め色は赤みのあるココアブラウン。
 下の段のグラデーションカラー3色だけ見ると、このブルーベリードーナツはパープル系というよりも、ピンクブラウン系のパレットでは?という印象です。

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公式推奨の塗り方はパッケージ裏面に記載あり

 公式推奨の塗り方では、右上のパープル(E)を下まぶたに塗っていますが、私は下まぶたにパープルをガッツリ入れると顔色が悪く見えるため、敢えてそのやり方で塗りません。下まぶたに塗る場合は目尻だけにします。基本的に下まぶたには下の段中央(C)のピンクを入れて、上まぶたの中央にEのパープルを入れて、ピンクブラウンに透明感のニュアンスを足す…という使い方が一番使いやすかったです。

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 私は最初ピンク系ブラウンを購入するつもりで、「BE302 クランベリーカップケーキ」を試したのですが、この色も下の段が色名のイメージとは違い、ピンクではなくベージュブラウン系の色味という構成でした。
 下の段の色だけ見ると、一番多くの人向けのベージュブラウンがクランベリーカップケーキかな…と思います。

 ちなみにもう1色の「BR703 パンプキンチョコスモア」も色名のイメージと下の段の発色が違いました。
 なんとなく黄み系のゴールドブラウンなのかな…と思っていたのですが、下の段の3色寧ろあまり黄みが少ない、グレー寄りのブラウンに発色しました。
 私のパーソナルカラーはオータムなのですが、グレーみが強いカラーは苦手なため、得意なイエローゴールド系のパレットだと思ってパンプキンチョコスモアを買っていたら、かなりガッカリしていたと思います。
 パンプキンチョコスモアは、下の段だけ見たら寧ろグレーが得意なブルーベースの人が合いそうなブラウンだったので、イエローのニュアンスに挑戦したいブルーベースの人に試してみて欲しいと思いました。


◼️「BR601ブルーベリードーナツ」色味について

 予想外にピンクブラウン系だったブルーベリードーナツなのですが、とりあえず手持ちのマキアージュドラマティックスタイリングSと似てそうな色味を比較してみました。

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 一番近いと思ったのが「RD332 ストロベリーティ」です。特に右の淡いカラー(F)は、ブルーベリードーナツの下の段中央(C)と近いと感じました。並べて見ると、ストロベリーティの方が発色が淡く感じます。
 そしてパープル系ということで「VI735 ソイラベンダーティ」と比べて見ましたが、ソイラベンダーティの右のカラー(HとI)の方が、ブルーベリードーナツの右上(E)のよりも青みとくすみが強く、はっきり発色しているのが分かりました。より青みを求めるなら、ソイラベンダーティがオススメ…と言いたいのですが、ソイラベンダーティは左下のラメカラーがゴールドなので、ゴールドラメが苦手なブルーベースの人は少し注意が必要かと思います。

 ちなみに今回「ドラマティックスタイリングアイズ(以下「無印」)」を購入したのが初めてなのですが、パウダーアイシャドウとしての粉質については「ドラマティックスタイリングアイズS(以下「S」)」よりも少し良く感じました。
 また、「S」は時短を目的に作られたアイシャドウパレットなので、簡単にアイシャドウが塗り終わる反面、塗り方にあまり自由度がなく、使っていて(特にメイク好きの人には)面白くないという点があります。
 その点では「無印」の方がどの色をどの順序で塗っていくかという選択肢があり、同じパレットでも違う印象に仕上げることができるため、メイクの楽しさという点では「S」に勝ると思います。

 
◼️おわりに

 今回のマキアージュのアイシャドウ3色は、カラーメイクを全面にアピールすることで、悪い意味で「無難」というブランドのイメージを向上させようとする意図を感じます。
 ただ、フィーチャーされている鮮やかなカラーだけに注目をして色選びをすると、期待と違うことになる可能性が高いため、全体の色を見て、選ぶのをおすすめしたいです。
 個人的には、今回の限定色はどれも下の段3色で基本は選んで良いと思います。右上のカラーはあくまでニュアンス的に取り入れるものだと思って、敢えて右上は普段使わない色であっても良いと思いました。