日々コスメ好日

素敵なコスメとの日々の出会いを綴ります

【まぶたに贅沢な濡れツヤ感】ボビィ・ブラウン/リュクス アンコール アイシャドウ パレット「バーガンディ」レビュー

f:id:MayAoyama:20201017223538j:plain
 ついに、今年もやってきたホリデーシーズンの季節です。この季節、コスメ好きの方々は、日々流れてくる情報を収集し、予約日チェックに忙しくされているかと思います。
 そんなコスメオタクの1人である、私が今年のホリデーコレクションで初めて買ったのは、ボビィ・ブラウンの「リュクスアンコールアイシャドウパレット」のバーガンディです。
 この商品の注目点は、ボビィ・ブラウンの人気商品であるリュクスアイシャドウの発色と輝きがありながら、初のジュレタイプのフォーミュラを採用しているというところ。予約前にタッチアップができないこのご時世ゆえ、発売前はどんな質感か非常に気になっていました。
 以下、ボビィ・ブラウンの初のジュレタイプのリュクスアイシャドウパレットをレビューします。

 

www.fashion-press.ne


■ボビィ・ブラウン/リュクス アンコール アイシャドウ パレット


・色番:バーガンディ(10/23発売限定色)
・価格:¥8,000(税抜)
・総合点 ★★★★★(5.0点/5.0点)
(★4つ以上がおすすめです)


◼️パッケージ

 今年のボビィのホリデーコレクションのテーマは、ニューヨークとバレリーナ。パッケージのデザインにも、ニューヨークのSkyscraper(高層ビル)の象徴である、エンパイヤステートビルのシルエットが描かれています。

f:id:MayAoyama:20201017223826j:plain

 2年前にニューヨークを訪れた時、ロックフェラー・センターの屋上であるトップ・オブ・ザ・ロックから眺めた、エンパイヤステートビルの光景が思わず目に浮かびました。訪れた時は初秋だったため、いつかクリスマスにニューヨークを訪れて、ロックフェラー・センターのクリスマスツリーを眺めてみたい…と思っていたので、今回のボビィのホリデーのテーマは、かなり個人的に好きです。

 ※ニューヨークを訪れた時の様子は、私のInstagramにUPしています↓

 ちなみに、このパレットは4色入りなのですが、容器が高級感のある素材で、手に取った時の重さが4色パレットとは思えない位に重かったです。

f:id:MayAoyama:20201017224205j:plain

同じ4色入りなのにトム・フォードより圧倒的な重量

 試しに量ってみたら、同じ4色パレットで、デカくて重いと評判のトム・フォードのアイカラークォード(使用中/98g)より全然重い139gもあって、ちょっと笑ってしまいました。
 重さと大きさ的に持ち運びには向きませんし、他のアイシャドウパレットと並べて収納もしにくいですが、ホリデーコレクションならではの豪華仕様だと思えば、何となく許せます。


◼️色と使用感について

www.instagram.com

 このアイシャドウパレットを買う前に一番気になっていたのは、ボビィ・ブラウン初のジュレタイプのアイシャドウということで、実際どんな質感なのかという点です。
 ジュレタイプのアイシャドウというと、エレガンスのレヨンジュレアイズや、コスデコのアイグロウジェムあたりの、油分や水分を多く含んだ、柔らかくてプニプニ(あるいはプルプル)としたクリームタイプを少し想像しましたが、実際のところ、そういうものとは全く違いました。
 確かに通常のリュクスアイシャドウに比べるとかなりしっとりしているのですが、押して凹む程の柔らかさはなく、あくまで「しっとりとしているパウダーアイシャドウ」という印象を持ちました。
 なので、私が表現するならば、ジュレというより「ベルベット」のような手触り…という感じでしょうか。クリームタイプのアイシャドウは、水分や油分を多く含んでいる処方上、時間が経つと乾燥して固くなったり、酸化して色味が変わったりすることが多いですが、こちらはあくまでパウダーアイシャドウの範疇という気がするので、クリームアイシャドウによくある心配はあまりなさそうです。
 ただ、まぶたに塗った時の質感は、クリームアイシャドウによくある濡れたようなツヤ感があります。私はクリームアイシャドウの濡れツヤ感が好きでよく使うため、このパレットの質感はかなり気に入りました。

 クリームのような柔らかさではないとはいえ、パウダーアイシャドウにしては柔らかいので、塗る時はブラシではなく、指かチップの2択かと思います。ちなみに、私は指派です。

f:id:MayAoyama:20201017224329j:plain

 色味について述べます。
 今回のリュクスアンコールアイシャドウパレットはブロンズとバーガンディの2色展開ですが、私が買ったのはバーガンディです。
 パレット左上のPINK TULLE(1)は、クリームベージュのカラーに、ゴールド等の多色ラメが入っています。名前にピンクが入っていますが、ピンクみよりも黄みを感じます。色名のとおり、バレリーナが纏うチュールスカートのような、美しい透け感のあるツヤと色味です。
 右上のGOLDEN PINK(2)はその名のとおりゴールド系カラーをベースに、ピンクラメやゴールドラメが入っています。画像では分かりにくいですが、角度を変えると、光の反射でピンクみが強くなったりする、魅惑的な輝きを持っています。ベースカラーだけだと、リュクスアイシャドウの大好きなヒートレイに似てると思ったのですが、このピンクのラメ感はヒートレイとは別物だと感じます。
 右下のCABERNET(3)は、画像の見た目はブラウン系なのですが、実際は、肌にのせると赤みと青みが発色し、色名のとおりワインのような深みを感じるカラーです。このカラーはパレットの中で一番ラメが少なく、それゆえ輝きよりも色味が前に出る色味になっています。
 右下のRUBY(4)はピンクをベースにゴールドなどのラメが輝くカラーで、このパレットで最も特徴的な色だと思います。ルビーという色名ではありますが、そこまで赤みは強くなく、また青みもあまりありません。肌馴染みのよいピンクで、使いやすい色です。
 全体的に色の構成を見ると、パレットの名前である「バーガンディ」に一番近いのは左下(3)の色味で、私の肌では他の3色はほぼ青みを感じませんでした。パレットのもう一色の「ブロンズ」が黄み系寄りのパレットなので、こちらはクールトーンの色なのかな…と最初思っていたのですが、むしろウォームトーンのパレットでした。
 私のようにパーソナルカラーがイエローベースの人間には使いやすい色味で気に入りましたが、逆に青みを求めるブルーベースの人には、ちょっと物足りないかもしれません。


◼️おわりに

 今年のボビィ・ブラウンのホリデーはアイシャドウが多く、アイシャドウ収集家の私は楽しみにしていたのですが、期待を裏切らないクオリティだったので、嬉しい限りです。
 通常のリュクスアイシャドウの輝きが、ラメのキラキラとした輝きだとすると、このリュクスアンコールアイシャドウパレットの輝きは、もっと濡れたようなツヤ感です。
 
 私はそごうのオムニの先行販売で予約したのですが、他のサイトなどでも予約分は即時終了になった程の人気のようですね。実際その価値はあると思います。
 人気過ぎて手に入れられない人もいると思いますが、ボビィ・ブラウンは過去に限定で人気だった商品を、別の形で再販する良心的なブランドです。もし今回買えなかったとしても、今後別の形で販売するのではないかな…と思います。
 この濡れツヤ感を一回の限定商品だけにしておくのは、いくらなんでも、勿体なさすぎるのではないでしょうか。

www.instagram.com