【柔らかな煌めきを纏う春】ルナソル アイカラーレーション/ EX28 Floral Maze レビュー
ルナソルの2023年春コレクション第一弾のテーマは「Spring Messenger」。
長い厳しい冬が終わり、春の訪れを告げる柔らかな陽の光のような、透明感溢れるカラーアイテムが発売されます。
12月1日より公式オンラインショップにて先行販売がされていたため、アイカラーレーションの新色「EX28 Floral Maze」を購入。
届いてから何度か使用してみたので、以下レビューを記します。
■ルナソル/アイカラーレーション
・色番:EX28 Floral Maze(限定)
・価格:6,820円(税込)
・発売日:2023/01/20
・評価:★★★★☆(★4つ以上がおすすめです)
■色味・質感について
公式サイトでは、2023年春コレクションで現在2つのテーマのルックが公開されており、「EX28 Floral Maze」は『Lavender Swallowtail』のルックで使用されている新色アイシャドウ。
一番目を引くマーブル模様の左上(A)は、混ぜて肌にのせると少しミントグリーンぽい輝きを感じるラメ系の色味。ラメの輝きが前に出るタイプのシェードなので色味はあまり発色しませんが、どこかヒンヤリとした透明感を肌に与えてくれるカラー。
右上(B)はシアーな温もりのあるオレンジベージュで、透け感があるので肌に馴染む色。
右下(C)のラベンダーもツヤ感があるタイプで、こちらも透け感があるため、青みが苦手な人でも使えそうなカラー。私の肌ではラベンダーというより淡い花びらのようなピンクに発色しました。
右下(D)は他の色よりもツヤ感は抑えめながらも、こちらも透け感があるベージュブラウン。
パレット全体で見ると、左側2色がヒンヤリとした冷たさを感じるフロスティな色味で、右側2色がぬくもりを感じる色味。
春といっても花が咲き誇る庭のようなイメージではなく、まだ雪解けが残った肌寒い初春の草原のような発色だと思いました。
スウォッチ画像を見ていただけば分かるとおり、EX28は見た目よりも発色が淡いニュアンスカラー。どの色も透け感があるので、人によってかなり発色が変わりそうな色出しになっています。
色味自体の発色を楽しむというよりも、軽やかな煌めきと淡い色のニュアンスを堪能するパレット。
腕にスウォッチしてみたら、シアーな発色なので上手く撮影できなかったのですが、私の場合はまぶたの方が肌色が明るいので、まぶたの方がハッキリ発色します。
■色選びの注意点
注意点としては、上述のとおりニュアンスカラーなので、外資系コスメのような強い発色を求める人には向かないパレットであること。また、肌色によっては、淡い色味が上手く発色しない人もいるかもしれません。
試しに塗り方を変えて使ってみたところ、発色を高めるタイプのアイシャドウ下地(MACがおすすめ)を使ったり、塗るブラシをコシがある天然毛(灰リス等)のアイシャドウブラシで塗ると、見た目に近い発色になりました。
このパレットは最近出た小田切ヒロさんのYouTubeの「I'm coldメイク」で使用されてるので、購入を考えていらっしゃる方は鑑賞をおすすめします。
■似たパレットとの比較
最初見たときに、同じルナソルのアイカラーレーション12番「Breezy Herb」とEX28番が似ている印象を最初に受けたので、スウォッチで比較してみました。
画像ではわかりにくいのですが、EX28の方がツヤ感と透け感が強めで、くすみを感じないニュートラルな発色。
それに対して12は全体的にグレーくすみや白くすみを感じる色味で、左側2色の青みが強め、右側2色が赤みが強く見えます。
どっちも透明感重視の色出しなのですが、EX28はとにかくシアーで軽やかな仕上がりなのに対し、12は青みで透明感を作るタイプ。
(実際まぶたに塗って見るとかなり違うのですが、スウォッチで表現できなくて悲しい…)
青みとくすみが好きな人は12、ツヤ感や軽さが好みの人はEX28かなという印象。私は気分で使い分けます。
■おわりに
ここ暫くシアーな抜け感のあるアイシャドウが流行っていましたが、ルナソルの2023年春コレクションはその極致だな、と個人的に感じました。
色をのせる為のアイシャドウではなく、ニュアンスを足す為のアイシャドウという発想が、すごく新鮮。
外資系コスメの発色の良さや、韓国コスメの水彩画っぽい淡さとも違う、日本のコスメブランドしかないテイストが詰まったパレットです。
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