日々コスメ好日

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【これまでありがとう】 CHICCA 2019年秋コレクション「ROSE」レビュー

CHICCA 2019年秋コレクションについて

8/14に発売されたCHICCAの秋コレクションのテーマは「ROSE」。
秋の日差しの中で、柔らかい光を受けてそっと輝くような、さりげないニュアンスカラーが新色で登場しました。

これまでCHICCAのディレクターを務めていた吉川さんが退任になり、ブランド自体も2020年に終了が発表。その後、ブランド終了前の駆け込み需要で、アイシャドウやリップは常に品切れ状態に…。
そんな混沌とした状況の中、発売されたこの秋コレクションは、予約開始時から争奪戦となり、私にしては珍しく発売当日にデパートに並んで買いにいき、当日お目当てのものをgetできた次第です…。

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迷いに迷った結果、私はアイシャドウパレット二色、クリームアイシャドウのリッドフラッシュ一色(+既存一色)、リップ一色を購入。

以下、購入したものをレビューします。

フローレスグロウ リッドテクスチャー アイシャドウ

・色番:EX11ハギングプードル(限定)、06ティーカップ(新色)
・価格:5,500円(税抜)
・発売日:2019/8/14発売
・総合点 ★★★★★(5.0点/5.0点)
(★4つ以上がおすすめです)

■リッドフラッシュ

・色番:06シェリング(新色)、04ペタル(既存色)
・価格: 3,000円(税抜)
・総合点 ★★★★★(5.0点/5.0点)

■メスメリック リップスティック

・色番:47 レッドファー(新色)
・価格:3,800円(税抜)
・総合点 ★★★★★(5.0点/5.0点)



■「フローレスグロウ リッドテクスチャー アイシャドウ」について

CHICCAのアイシャドウの特色

CHICCAのアイシャドウは基本的にどれも発色が淡めなのですが、それは単に発色が弱いという意味ではありません。グラデでデカ目を目指す他のブランドのアイシャドウとは違い、CHICCAのアイシャドウはあくまでその人のまぶた自体を美しく見せる事を目的としています。
なのでアイシャドウの色が、その人より前に出ないように作られており、あくまでもアイシャドウで色のニュアンスをまぶたに足すことが目的。
その為いわゆる「盛る」タイプのメイクには向きませんが、もともとその人のまぶたが美しいかのように見せる、ナチュラルメイクには大変適した発色になっています。
また、あくまで発色を抑えているだけなので、色持ち自体は良いと感じます。

使い方

このアイシャドウは他の色も持っているのですが、載せるのは初めてなので、使い方について説明します。
ざっくり言うと、右側がメインカラーで、左側が目の周りに使うハイライトカラーです。なので基本的に右側のカラーでまぶたにグラデを作って、左の白みカラーをブラシで塗り、仕上げに目元を明るくする…というやり方が基本。

購入したのはEX11ハギングプードル(限定色)と、06ティーカップ(新色)です。
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EX11「ハギングプードル」について(画像参照)

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ラベンダー色(画像の1)のメインカラーに、ダークな絞め色(2)、同じく絞め色ですがラメ感が強いタイプ(3)の三色が右側のメインカラー。左側がホワイトのハイライト(4)と、下まぶたに血色感を足すカラー(5)の組み合わせ。
パープルというと私のようなイエベにはハードルが高いカラーですが、そこはパーソナルカラーに囚われないメイクを提唱してるCHICCAだけあり、一味違います。
どの色も透け感のある発色なので、私のまぶたの色と不思議と馴染み、パープルの色が持つフェミニンさを自然とまぶたに足すことができます。
また、CHICCAのアイシャドウの中でも、このパレットの絞め色(2と3)は暗めの発色なのですが、ラメ感が強いため、塗った時に重くなりすぎません。透け感のある暗めカラーが、まぶたに翳りのような、自然な陰影をつけてくれます。
全体的に、とてもナチュラルかつ目元にフェミニンさを出してくれる組み合わせ。
今回の秋コレクションの中でも一番人気の色なのが頷ける、素敵なカラーです。

06ティーカップ(新色)について

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ややくすみの入ったピンクカラー(画像の6)に、ラメ感が強いブラックがかったブラウン(7)、左側はハイライトカラー(8)という組み合わせ。
CHICCAらしいみずみずしい透明感のあるカラーで、元々のまぶたにローズのニュアンスを足したような自然な仕上がりになります。
毎日のメイクに使っても飽きない、不思議な色。
また、私は同じシリーズで既存色のコスモスペタルも持っていて、似た色味かなと最初は思ったのですが、結構違います。
このティーカップはコスモスペタルよりもピンクみが強く、また絞め色もラメ感が強く、暗めになっています。その為コスモスペタルよりもハッキリとしたコントラストが作れるようになっています。


リッドフラッシュについて(画像参照)

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リッドフラッシュは以前03番のレビューをLipsにUPしたことがあるのですが、今回新たに購入したのは、新色の06番シェリングと、04番ペタルです。

色と質感について

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06番シェリングはパールとラメ感があるホワイトで、これ自体ではあまり発色しません。そのため、基本的にはアイシャドウの下地として使うか、アイシャドウの最後の仕上げにツヤ感を出すために、まぶたにつける…という使い方になります。ハイライトの代わりとして使うという方法もあるようです。
私は06番をアイシャドウの下地として使っているのですが、自然に目元を明るくトーンアップし、上から重ねるアイシャドウにツヤ感が足せるので、便利なアイテムです。
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04番ペタルは赤みのあるくすみカラーで、リッドフラッシュのテーマである「疑似くすみ」をまぶたに作れるカラー。
アイシャドウの下地として使うと、鮮やかな色のアイシャドウでも、自然なくすみが足せます。06番シェリングとは対照的な効果です。
04番は割と発色するので、これだけでアイシャドウとして使うのもありです。
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■メスメリック リップスティック「47 レッドファー」について(上記画像参照)

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今回新しく発売されたのは46、47、48の三色ですが、私はこのうち47番のレッドファーを選びました。
理由としては、一見深みのある赤なのですが、シアーな発色で、自然な血色感とフェミニンさを足せるカラーだったというのが決め手。
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また、私はラメが入ったリップが得意ではなく、46と48はラメ系カラーですが、47はラメなしタイプだったというのも大きいです。
CHICCAのリップは2/5発色というのがウリで、敢えて発色を抑える事によって、その人のパーソナルカラーに囚われず、どの色も似合うように作られています。
パーソナルカラー的に得意な色であれば重ねづけして濃くしてもいいし、苦手な色であれば一~二度塗りで薄付けで仕上げれば、唇から浮きません。


■おわりに

残念ながらブランド終了まであまり時間が残されていないCHICCAですが、今回の秋コレクションは、CHICCAらしい透明感とみずみずしい発色に満ちた商品ばかりで、このブランドらしさとその独特な魅力を再認識しました。
既存色も欲しいものがたくさん残っているのですが、品切れ状態が続いており、なかなか手に入れづらい状況です…。
そのため人にオススメしづらいのですが、CHICCAのように、あくまで身に付ける人より前に出ないコスメというのは、他のブランドには無い特徴だと思います。
デパートによっては来月からカウンターを閉じてしまう所も多いようです。気になっている方は、機会があるうちにCHICCAのコスメをカウンターで手に取って直に見ていただきたい、と思っています。

※下記画像は今季のメインビジュアルより
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https://www.chicca.jp/special/Focus_Collection_2019Autumn/