【地中海の船旅へ】DIOR/2022年夏コレクション「ディオリビエラ」レビュー
DIORの2022年夏コスメは、地中海の船旅がインスピレーション。
エフォートレスでありながらも、どこかエレガンスを感じる新色や限定色のコスメが、日本で5月6日に発売されました(公式サイトでは4月25日より発売)。
そんなコレクションの中から、私は海の水面の反射光に映えそうな限定色のアイシャドウ「479 バヤデール」と、同じく限定色のリップティントの「251 ナチュラルピーチ」を購入しました。
以下、この2つのアイテムについてレビューします。
- ■DIOR/サンク クルール クチュール
- ■DIOR/ディオール アディクト リップ ティント
- ◼️サンク クルール クチュール「479 バヤデール」について
- ◼️ディオール アディクト リップ ティント「251 ナチュラルピーチ」について
- ◼️おわりに
■DIOR/サンク クルール クチュール
・色:479 バヤデール
・価格:¥8,580
・発売日:2022/05/6
・総合点 ★★★★★(5.0点/5.0点)
(★4つ以上がおすすめです)
■DIOR/ディオール アディクト リップ ティント
・色:251 ナチュラルピーチ
・価格:¥4,290
・発売日:未定(日本未入荷カラー)
・総合点 ★★★★☆(4.0点/5.0点)
(★4つ以上がおすすめです)
◼️サンク クルール クチュール「479 バヤデール」について
肌馴染みの良い右上のクリームベージュ(A)、左上のゴールドラメが美しいピーチピンク(B)、左下の軽やかなラメ入りのコッパーブラウン(C)、右下のレンガのようなマットなブロンズブラウン(D)、中央の輝きがまぶしいオレンジゴールド(E)、という5色から構成されるパレット。
ここしばらく、日本でアニュアンスカラーのアイシャドウが流行っていたのもあり、スウォッチしてみて、久しぶりのDIORらしい発色の良さに驚きました。
ですが全体的に黄みのアンダートーンを感じる肌馴染みの良い色だしなので、発色が良いにも関わらず、まぶたに塗って見ると、不思議と上品にまとまります。
左上のピーチピンク(B)は暖かみを感じるベースにたっぷりゴールドラメが入ったシアーカラーなのですが、私はNARSのチークのORGASMに近い印象を感じました。この色をベースに、締め色として右下のレンガ色(D)を使ってアイメイクを作ると、多幸感が溢れるピンク系アイメイクができます。
中央のオレンジゴールド(E)をベースに、左下のコッパー(C)を合わせて使うと、夏らしいツヤ感が溢れるオレンジメイクができます。
私は多く色を重ねて濁りが出るのが嫌なので、多色パレットでも、実際アイメイクではその中の2~3色しか使用しないことが多いタイプ。そんな私が気に入ったのは、このパレット一つで、色の組合せによってかなり雰囲気を変えられる点。
どの色と色を組み合わせても、品が良いのに地味にならず、今っぽく仕上がるのは、さすがDIOR。アイシャドウなのに、メゾンのクチュール精神を感じるパレットだと思います。
ところで、バヤデール(Bayadere)は、インドの踊り子を意味し、このアイシャドウも、おそらくその踊り子達の衣装の柄の横ストライプの柄に由来しているのだと思います。
DIORはこのアイシャドウ以外にも、トートバッグやファッションアイテム等、これまでバヤデール着想の柄を発売しています。今回の夏コスメにも、そんなDIORらしいエスプリを取り込んでいるんですね。
◼️ディオール アディクト リップ ティント「251 ナチュラルピーチ」について
DIORのリップティントは私には発色が強すぎるものがこれまで多かったため、苦手意識があったのですが、今回の夏コレクションでは肌馴染みの良さそうな色が出たので、久々に購入してみました。
「251 ナチュラルピーチ」は何故か日本では発売されないようなのですが、ピーチ系リップが好きなので、海外デパートのオンラインで買ってみました。
結果、色選び的には大成功。DIORのリップティントはかなり色落ちはしにくいものの、時間が経ったり、表面のツヤが落ちてきた時に、元のカラーより赤みが強く発色することが多いと感じていました。
このナチュラルピーチは肌馴染みの良いコーラル系カラーなので、オレンジ系にもピンク系アイメイクにも合う色味です。いわゆるMLBBカラーですね。場面を選ばず使いやすい色味だと思うので、日本でなぜこの色が未発売なのかな……と疑問を感じました。(成文の処方の関係かな?)
ただ、難点を挙げると、(DIORのリップあるあるですが)このリップティントは結構香料がキツめです。マキシマイザー等も甘めの香料が結構入っていますが、このティントもそれがあります。飲食をしても落ちにくい、というのは良いのです。が、レストランで美味しい食事を楽しみたいなら、香料に味覚を邪魔されるのは嫌なので、私はこのリップをつけていかないと思います。
また、色もちは良いのですが、おそらく染料の処方のせいで、赤みが色残りしやすいので、時間が経つと元の色味より赤っぽく発色する気がします。
このカラーは今回新発売された中でも、発色がマイルドな色味だと思うのでまだ良いのですが、他の発色が濃いカラーだと、もっと色残りが悪い意味で強いのではないかな……というのが気になった点です。
総合的にみると、以前のDIORのリップティントよりは使いやすいので、この夏は場面に応じてスタメンで使っていくつもりです。
保湿力はないので、乾燥が気になる時は、この春に限定発売されたチェリー色のマキシマイザーを重ねづけします。
◼️おわりに
実際のクチュールを普段の生活で着る機会はあまりありませんが、DIORのエッセンスがこめられたコスメを使えば、毎日のメイクにモードのエスプリを取り入れることができます。すごく贅沢ですよね。
美しいアイシャドウをまぶたにのせた時、これこそが、私がDIORのコスメが好きな理由なのだなぁ……としみじみ思いました。
2019-2020年の年末年始にオーストラリアのケアンズの美しい珊瑚礁の海で泳いでいたのが、もうはるか遠い昔のよう……。パンデミックのせいで、もう2年も海外旅行に行っていませんが、この夏はDIORのコスメを纏いながら、地中海の海の景色を想像して楽しむことにします。
【ベルベット質感の限定コレクション】DIOR/サンク「629 コーラル ペイズリー」レビュー
初代ベルベット エディション発売から30年を祝して、DIORのクリエイティブディレクターのピーター・フィリップスによりデザインされた数量限定サンククルールクチュールが6月3日より発売されます。
公式オンラインの先行発売で、限定サンク5色のうち、私は629番の「コーラルペイズリー」を購入。
早速使用したので、以下レビューを記します。
■DIOR/サンククルールクチュール
・色:629コーラルペイズリー(限定色)
・価格:¥8,360
・発売日:2022/06/03
・総合点 ★★★★☆(4.5点/5.0点)
(★4つ以上がおすすめです)
◼️「629コーラルペイズリー」の色味について
今回限定で発売された5つパレットのうち、鮮やかなオレンジ系が印象的な「629 コーラルペイズリー」。
公式によると、こちらのパレットは「メゾンの代表的なパターン(ペイズリー模様)を再解釈したハーモニー」を表現したとのこと。
右上から反時計回りに、右上(A)はアイシーなホワイト系多色ラメが煌めくパールカラー。左上(B)はイエローベージュをベースにゴール系の多色ラメが入った、軽やかなシアーカラー。真ん中(C)はマットなオレンジ寄りのベージュ。左下(D)は鮮やかなマンダリンオレンジのマットカラー。右下(E)は赤みと黄みのアンダートーンを感じるマットなブラウン。
左下(D)の色味がDIORには珍しい、ミカンみたいなジューシーな鮮やかなオレンジで、この色に惹かれて、私はこのパレットに決めました。
コーラルペイズリーという名前ですが、黄みよりのカラーが多く入っているので、コーラルという色名の割にはややピンクみが薄いかな……と。
コーラルペイズリーは、上品でモードなミカン系オレンジパレットという印象でした。
DIORは夏コレクションにこれまでよくオレンジ系のアイシャドウを発売してきていますが、どちらかというとラメやパールが強いシアー系が多かったので、左下のオレンジはなんだか新鮮。
右上(A)と左上(B)はラメ・パール入りのシアーカラーで、それ以外はマットカラーという構成。
スウォッチ画像は指塗りゆえハッキリ発色しているように見えるのですが、マット系カラーはブラシでのせるとふんわり発色にできます。まぶたにブラシで塗ると、見た目よりかなり肌馴染みがよいです。
くすみのないオレンジが目元を明るく見せてくれるので、このパレットを使うと顔色が良く見えます。右下のブラウン以外はくすみが少なめなので、マット系ですが全体的に色味に軽やかさを感じる、使いやすい色出しだと思います。
◼️アイシャドウの質感や粉質について
真ん中と下の段のマットカラーが今回のベルベットエディションの特徴。
DIORのこれまでのサンククルールに比べて、マット系カラーはどれもプレスが固くて、ブラシに取ると粉含みがやや重い印象。
プレスが固い分、粉飛びはしにくいのですが、使うブラシは硬めの毛筆のものを使わないと、美しく発色させづらいと思います。
私はなるべく動物毛を使いたくないので、メイクブラシはタクロンなど化繊のものを使用したい派。ですが、このアイシャドウのマット系カラーは、化繊の柔らかいブラシよりも、山羊や灰リスなど、しっかりとしたコシがある動物毛のブラシの方が粉含みがよく、断然美しく塗れました。
このパレットを発色よく、綺麗にぼかして塗りたいなら、私は灰リスブラシが一番良かったです。
(ちなみに普段から付属のブラシは全く使わないので、付属ブラシでの仕上がりは不明)
トム・フォードのアイカラークォードのドゥラクレームや、スールレサーブル等の、シルキーな食感のマット系カラーをよく使っているせいか、今回のベルベットエディションのマット系カラーには、塗りにくさをやや感じざるを得ません。(そこは値段が違うので仕方ないのかも……)
同じDIORのアイシャドウでいうと、今回のベルベットエディションのプレスの固さは、2021年春に限定で発売されたトリオブリックパレットの643番の「ピュアペタルズ」に近いと感じました……。
個人的には粉質はあまり好きでない方とはいえ、色味は完璧に好みなので、買って満足しています。
ちなみに、このベルベットエディションのアイシャドウは、保湿効果のあるブルーフラワーエキスを配合しており、肌にすっとなじみ、ノーメイクのように軽い至福なつけ心地とのこと(保湿効果のせいでプレスが固くて重めなのかな…?)。
◼️おわりに
オレンジのアイシャドウは世の中に数多くあれど、DIORでここまで鮮やかなオレンジは珍しく、DIORのファンなら買う価値があると思いました。
いかにもビタミンカラーなオレンジでありながら、モードな品の良さも漂わせるさせる色作りに、メゾンのセンスを感じるアイシャドウです。
#サンククルール629 #DIOR #DIORアイシャドウ
#DIORベルベットエディション
【夕陽を浴びて艶めくまぶた】UNMIX/アイリッドニュアンス&アイシャドーペンレビュー
CHICCAの元ディレクターをされていた吉川康雄さんのコスメブランド、UNMIXより初めてのアイシャドウである「アイリッドニュアンス」と、スティックタイプの「アイシャドウペン」が、それぞれ一色4月1日に発売されました。
これまでUNMIXはローンチしてからリップを中心にアイテムを発表していましたが、今回念願のアイシャドウが発売されると聞いて、CHICCAのアイシャドウのファンだった私はワクワクして発売を待ちわびていました!
以下、心待ちにしていたアイリッドニュアンスとアイシャドーペンについてレビューを記します。
■UNMIX/アイリッドニュアンス
・色:01アプリコットベージュ
・価格:¥2,860
・発売日:2022/04/1
・総合点 ★★★★★(5.0点/5.0点)
(★4つ以上がおすすめです)
■UNMIX/アイシャドーペン
・色:01ピンクシャドー
・価格:¥2,860
・発売日:2022/04/1
・総合点 ★★★★★(5.0点/5.0点)
(★4つ以上がおすすめです)
◼️アイリッドニュアンス「01 アプリコットベージュ」について
温もりのあるピンクをベースに、繊細なラメが入ったニュアンスカラー。
実際にまぶたにのせてみると、透け感のある発色で、元からのまぶたのくすみのような、自然な血色感を与えてくれます。
そして粉質が控えめに言って大好き。パウダーアイシャドウなのに密着力が高く、ビックリするくらい粉飛びしない優等生。
このアイリッドニュアンスは、ブラシやチップではなく、指塗りが公式推奨の塗り方。通常、パウダーアイシャドウを指塗りし続けると、指の皮脂によりアイシャドウ表面が固まる現象(ケーキング)が起きやすいのは、こ存じのとおり。なので、私はパウダーアイシャドウは基本ブラシ派なのですが、嬉しいことにアイリッドニュアンスは、アンチケーキング処方。指で塗ってもケーキングが起きにくいとのことなので、私も指塗りで使用しています。
品名のとおりニュアンスカラーなので、画像では魅力が伝えきれないのですが、太陽の陽を浴びた時の、繊細なラメ感が本当に美しいです。
UNMIX アイリッドニュアンス 01 アプリコットベージュunmixbeauty.com
◼️アイシャドーペン「01 ピンクシャドー」について
やや赤みのあるココアブラウンをベースに、パープル等の繊細な多色ラメが美しい陰影カラー。
このアイシャドーペン、先端のカットが絶妙で、広い面でまぶたに引くとアイシャドウとして使えるし、尖った先端をまぶたのキワに引くと、アイライナー的な使い方もできます。
一見暗めの色に見えますが、つけてみるとこちらも透け感を感じるので、まぶたに馴染み、ラメが自然な透明感を出してくれます。
陰影カラーのブラウンで透明感がある発色って、アイシャドウでもアイライナーでもあまりないので、すごく気に入りました。
アイシャドウの締め色要らない派の人にも進めたい色味です。
UNMIX アイシャドーペン 01 ピンクシャドーunmixbeauty.com
◼️おわりに
CHICCAの他にはない素のまぶたの色味を生かしたアイシャドウが好きだった私には、UNMIXから念願のアイシャドウが発売され、すっかりお気に入りになりました。
一見淡い発色なので、魅力が分かりづらいかもしれませんが、UNMIXのアイシャドウはCHICCAのものと同じく、単純に色味が淡いのではなく、敢えて発色を抑えて、透け感を与える色だしになっています。
淡いアイシャドウは時間が経つと色味が薄くなったり、くすんだりしますが、UNMIXのアイシャドウは、時間が経っても元から素のまぶたが綺麗な人ようになります。
あくまでもその人を引き立てる為、メイクが主役にならないカラーアイテム。その人の肌の色を生かす色作りが、UNMIXの魅力なのではないかな……と思うのでした。
【目元に花咲く透明感カラー】ナチュラグラッセ/アイパレットEX05、EX06レビュー
ミネラルコスメブランド、ナチュラグラッセの春限定アイシャドウのテーマは「ブルーミング カラーズ(Blooming Colors)」。
テーマのとおり、花びらのように可憐で澄んだ色味のアイシャドウパレットが限定で2種類発売後されました。
私は迷ったものの、どちらも可愛すぎて選べず、発売日に両方購入しました!
以下、アイテムについてレビューを記します。
■ナチュラグラッセ/アイシャドウパレット
・色:EX05 フローラライラック、EX06 ブルーミンオレンジ
・価格:3,960円
・発売日:2022/03/15
・総合点 ★★★★☆(4.0点/5.0点)
(★4つ以上がおすすめです)
◼️EX05 フローラライラックについて
真ん中のスミレの花弁ような、澄んだパープルに一目惚れして、即決したのがこのパレット。
一番左が肌色に近いマットやベースカラー(A)です。一見地味なんですが、このカラーを最初に薄くブラシでまぶたにベースにのせると、まぶたがトーンアップされるので、次に塗る真ん中のカラーの発色が鮮やかになります。
真ん中のパープル(B)は、一見かなり青みが強いパープルなので、最初は似合うか不安だったのですが、肌にのせると、実際はふんわり透け感のある発色です。なので青みがそこまできつくなく、絶妙な具合にまぶたに透明感が出る色味です。控えめに言ってめっちゃ好き……。
そして一番右のローズピンク(C)はラメの入ったシアーカラー。私はこのピンクを下まぶたに塗るのが好きです。
私みたいに青みがそこまで得意じゃない人は、上まぶたに真ん中のパープルをアイライン的に入れて、下まぶたにこのピンクを入れると、顔色が悪くならないので、おすすめです。
このパレットを使いたいけどパープル苦手な方への、私なりのアドバイス。
そもそも、私は青みがキツいカラーは苦手なのですが、上まぶたのキワにこの真ん中パープルを細くのせ、二重幅までブラシでぼかすように広げると、青みが苦手な私でもいけました。
それでも青みが苦手という人は、ベースに血色感のある淡いピンクのアイシャドウを塗ってから、このパープルを塗るといけると思います。
私はADDICTIONの単色アイシャドウの013Mのサクラペタル(イエベの人におすすめ)や、011Mのライラックガーデン(ブルベの人におすすめ)など、淡い花びらピンクのカラーと、このパレット真ん中のパープルを合わせるのが好きです。
このパレット買ってから、春らしい透明感パープルアイメイクにハマっています。
私が好きなのは、エクセルのイルミクチュールシャドウのプラネタリウムをベースにこのパレットを塗り、最後にCLIOのG12のラメを上まぶたの中心に点置きする塗り方。
アイライナーはUZUのパープル、マスカラはto/oneやhinceのパープルと、目元全体を同系色でまとめるのが、抜け感が出て気に入っています。
◼️EX06 ブルーミンオレンジについて
ミモザの花びらみたいな澄んだオレンジと、サクラ色のピンクなんて、どう考えても可愛くならない訳のないパレット。
オレンジとピンクの似たような組み合わせのパレットは他にもありますが、ナチュラグラッセらしい透明感のある色だしを見て、買わずにはいられませんでした……。
左がマットなベージュ(D)、真ん中が瑞々しいマットなオレンジ(E)、一番右(F)がラメ入りのサクラピンクです。左のピンクはEX05のピンクとかなり似てます。
オレンジメインにピンクを重ねても可愛い。でも私は上まぶたと下まぶたのアイシャドウの色味を変えるアイメイクがオシャレな感じが出て好きなので、上まぶたにオレンジ、下まぶたにライン上にピンクを入れる塗り方が好きです。もしくはその逆も好き。
◼️その他気になった点について
ナチュラグラッセのアイシャドウパレットは一年位前にリニューアルしたのですが、以前と同じく粉質はミネラルコスメに良くある、固くて少し粉っぽさを感じる粉質のままです。
また発色もミネラルコスメによくあるふんわりした発色なので、鮮やかさや色の強さを求める方には向かないかな、と思います。
私はアイシャドウはブラシで塗るのが基本的には好きなのですが、ナチュラグラッセは指塗りの方が発色するので、濃くしたい時は指塗り推奨します。
逆にニュアンスカラーや、抜け感のあるメイクが好きな方には、ナチュラグラッセのアイシャドウをおすすめできます。
◼️おわりに
三寒四温といった感じで、まだまだ肌寒い日がある今日この頃ですが、お花畑のようなアイシャドウパレットを使うと、気分はもうすっかり春……。
色のもつ心理的な効果を感じさせる、素敵な色味のアイシャドウパレットです。
【甘美な夢の世界へ】CHANEL/レ キャトル オンブル384「イマジネール」レビュー
CHANELの2022年春コレクションのテーマは“Rêve de Chanel”。
幻想的な夢の世界からインスピレーションを得たという、ロマンティックなアイテムが3月4日に発売になりました。
その中で、私が購入したのは、レ キャトル オンブル384番のイマジネール。以下、アイテムについてレビューを記します。
■CHANEL/レ キャトル オンブル
・色:384 イマジネール(限定色)
・価格:7,590円
・発売日:2022/03/4
・総合点 ★★★★★(5.0点/5.0点)
(★4つ以上がおすすめです)
◼️色と質感について
レキャトルオンブル384「イマジネール」はコーラルやピーチトーンの軽やかなニュアンスカラーが揃ったパレット。
時計回りに、右上のラメが入ったツヤ系のピーチベージュ(A)、右下のマットなコーラルベージュ(B)、左下のマットなオレンジベージュ(C)、左上のマットなローズブラウン(D)という構成。
全体的に黄みの入ったコーラル系のパレットで、右上以外はマットカラーなのですが、肌馴染みがよく透け感を感じる色味なので、マットでも目元が重くなりません。
実際にまぶたに塗ると、肌色に合わせやすいニュアンスカラーが血色感を与えてくれます。控えめな発色なのに、目元のくすみがアイシャドウの色と馴染んで、不思議と顔色全体が良くなります。
スウォッチよりも実際に目蓋に塗った時の方が10倍は素敵なパレットなので、私の画像では伝えきれません……。
◼️おわりに
私はコレクター気質ゆえ、アイシャドウを一生かけても使えきれない位持っているのですが、その中でも、CHANELのアイシャドウを一番多く所有しています。
CHANELのアイシャドウは、その時代のモードのエッセンスを感じさせる色だしでありながら、日常的に使えるものが多いので、使うほどに買って良かったと思えるものが多いのが、私が惹かれる理由だと思います。
モードでありながら、あくまでも日常の延長にあって、尚且つ品格を与えてくれる。そんなCHANELのコスメが大好きだなぁ……とワクワクしながら、このアイシャドウを使用しました。
これからも、素敵なCHANELのコスメに巡り合えますように。
#CHANEL #シャネル #レキャトルオンブル #レキャトルオンブル384 #2022春コスメ
◼️余談(投資雑談)
2月11日の投稿で、株式市場のマーケットが不穏なので、(インフレを見据えて)今は穀物や原油などコモディティに投資していることを書きましたが、その後、ロシアのウクライナ侵攻により、穀物原油や金銀等が暴騰し、特に私が投資していた小麦は値上がりし続け、一ヶ月でなんと50%近くも上昇……。
これまで株でもこんな短期間に上昇したことはあまりないので、まさかコモディティでこんなに値上がりするとは、買っていた私もビックリ。
投資家としては良かったと思う反面、値上がりした背景として、ウクライナでの戦闘が続いていることを考えると、素直に喜べない、複雑な気持ちです……。
停戦までの道のりは平坦ではないと思いますが、戦争によって日常を奪われた方たちに、投資で利益が出た分を(クラウドファンディングの募金等で)お返ししないといけないと考えています。
ETVOS/2022年春夏コレクション レビュー
ETVOSの2022年春コレクションのテーマは“Blooming Days”。長い冬が終わり春の到来が訪れた、咲き誇る花々の庭園をテーマに、温かさと透明感を宿した新色アイシャドウやリップが発売されました。
その中で、私が購入したのはミネラルクラッシーシャドウの「ブロッサムシャワー」と、ミネラルアイバームの「ロゼソーダ」。
以下、この2つのアイテムについてレビューを記します。
■ETVOS/ミネラルクラッシーシャドウ
・色:ブロッサムシャワー(限定色)
・価格:4,400円
・発売日:2021/01/12
・総合点 ★★★★☆(4.0点/5.0点)
(★4つ以上がおすすめです)
■ETVOS/ミネラルアイバーム
・色:ロゼソーダ(限定色)
・価格:2,750円
・発売日:2021/01/12
・総合点 ★★★★☆(4.0点/5.0点)
(★4つ以上がおすすめです)
◼️ブロッサムシャワーについて
ミネラルクラッシーシャドウの新色「ブロッサムシャワー」はミモザの花のような華やかさと、透けるようなツヤ感が魅力的なパレット。
左上は透明感のあるペールラベンダーをベースにした多色ラメカラー、左下はふんわりとした黄み寄りのミモザオレンジ、右下は花の花弁のようなコーラルピンク、右上はゴールドパール入りの赤みブラウン。
似たような配色のパレットは他にもあるたど真ん中で、買わずにはいられませんでした。
色については文句なしですが、難点を挙げると、ETVOSのアイシャドウは、この色に限らず、ミネラルコスメにありがちな密着力がいまいちな粉質になっています。
粉飛びが気になる人は、下にアイシャドウ下地や、クリームアイシャドウを仕込むのをおすすめします。
◼️ロゼソーダについて
ミネラルアイバームの新色「ロゼソーダ」は、薔薇の花弁のような青みピンクに、パールがぎっしりと入った一色。
ただし、このミネラルアイバームはオイルベースで、まぶたに伸ばして使います。
そのため、まぶたに伸ばすとベースの青みピンクは殆ど発色せず(ニュアンス程度)、ラメのきらめきだけが、まぶたにはっきり乗る感じの仕上がりになります。
これを下地にして、上からパウダーアイシャドウを塗ると、下のラメがチラチラ光って透明感と自然なツヤ感が出るので、おすすめの使い方です。
画像では色味が分かるように濃いめに塗っていますが、この濃さ位のままだと、実際まぶたの上ではすぐヨレて、アイメイクが崩れます。なので、まぶたにのせてから、ぼかすように伸ばすのがコツ。
私は普段から他のカラーのミネラルアイバームをアイシャドウ下地にして使ったりしていますが(目元の乾燥防止用)、クリームアイシャドウとして使うには向かないので、初めて買う人はその点は要注意かなと思います。
ちなみに、このブルーミングシャワーとロゼソーダを使ったメイクをYouTuberでかじえりさんがされてて、凄く素敵でした↓
◼️おわりに
ミネラルコスメのイメージが強いETVOSですが、この春コレクションは色だしが最高に可愛く、純粋に色味に惚れて購入しました。
私は春先に肌が荒れたりすることが多いので、これから温かくなるにつれ、肌の調子が崩れたりした時も、安心してカラーメイクが楽しめそうなので、ワクワクしています。
◼️投資雑談
先週金曜日夜に発表さてら米国CPIがコンセンサス予想を越えて7.5%上昇したのに伴い、グロース株中心に大きく売られ、S&P500、NASDAQ、ダウの各指標は大幅下落しました。米国債10年利回りは1.9%以上の高い水準がつづいています。これを受けて、週明けの日本市場もきつい売り圧力がかかると思い、覚悟をしています……。
私は長期でコアでS&P500連動型等のインデックスETFを保有し、サテライト投資で中期~短期で株やコモディティに投資するスタイル。
指数が数%下がるだけで、分かりやすく金融資産が数十万~数百万下がってしまうので、年末から評価資産が分かりやすく下がってるのがアイタタ……。
でも波乱相場でも結局やることは同じ。毎月一定額でインデックスETFを積立買いをして、有望銘柄を監視しつつホールドし、チャートを確認して適宜利益確定・損切することのみ。
今のような相場が荒れている時こそ、目先の株価値動きを追うだけではなく、これを機に相場の循環やアノマリー、マクロ経済の視点を身につけるよう、日々学びたいなと思っています。
ETVOS #ミネラルクラッシーシャドウ #ミネラルアイバーム
RMK「スプリング ブレイズ デュオ アイシャドウ」02ローファイア レビュー
RMKの2022年春コレクションのテーマは“Spling Blaze”(春の炎)。
いかにもなカラフルでポップなカラーではなく、柔らかな光の中で揺らめく陽炎を捉えたような、優しい温かみのあるカラーアイテム達が新しく発売となりました。
■RMK「スプリング ブレイズ デュオ アイシャドウ」
・色:02 ローファイア(限定色)
・価格:4,180円
・発売日:2021/01/07
・総合点 ★★★★☆(4.0点/5.0点)
(★4つ以上がおすすめです)
◼️色味・質感について
今回のコレクションではアイシャドウ2色が発売されましたが、私が購入したのは02番の「ローファイア」。
見た目は一見よくある、くすみ系の赤みブラウンなのですが、実際まぶたにのせた時の色の方が10倍は素敵です。なので予め言っておくと、画像ではこの色の魅力が伝えきれません……。それを覚悟の上で、レビューを記します。
このパレットは左がブロンズ色ベースにゴールド等が入った多色ラメカラー、右がベリーブラウンのマットカラー。
2色しか無いのですが、両方のカラーはハッキリ発色するのに、不思議な透け感があります。
私はアイシャドウはくすみの強いカラーが得意ではないのですが、この2色はくすんでいるのに、色が肌に溶け込んでまぶたが重くならず、上品で凛とした大人の女性の眼差しを作ることができました。
不満点を上げるとすれば、粉質は悪くは無いですが、取り立てて良くも無いというところ……。これはRMKの他のアイシャドウもそうですね。ここ数年発売されたデパコスのアイシャドウ(DIORとか)は粉質が改善されてきているので、相対的にRMKやルナソルは粉質が良くないと感じます……。
特にラメカラーはあまり密着力がなく、時間が経つと粉とびしやすいので、アイシャド下地は必須かと。私はNARSかMACのアイシャドウ下地を使っています。
この春はこのアイシャドウに赤いマットなリップ、シルクのボウタイブラウスを合わせて、レディなスタイルに挑戦したいと思います。
それにしても、当初、私はこのアイシャドウを買うつもりではありせんでので、発売日もチェックせず、スルーしていました。
しかし、このアイシャドウを使った知人のアイメイクがとても素敵だったので、何を使ってるのか訊いたところ、このアイシャドウだと教えてもらい、先週仕事終わりにデパートに寄るも、すでに完売……。
しかし公式サイトではまだ販売していたため、何とか滑り込みで入手することができました。
赤みブラウンアイシャドウは秋冬にも散々流行ったため、お腹いっぱいと思っていましたが、このアイシャドウは秋冬メイクによくあった重い質感ではなく、春らしい軽やかさがあるので、新鮮さを感じています。
◼️おわりに
新しいディレクターに変わられてからのRMKは、見た目よりも着けた時の方が素敵なカラーアイテムが多くなりました。
実は2021年秋コレクションもアイシャドウパレットとリキッドアイシャドウを買っていましたが、こちらも魅力的な色だしで、メイクをするのが楽しいカラーでした。
これからのRMKにも、引き続き期待しています。