【光を宿した天然石パレット】DIOR「トリオブリックパレット」2022年春新色レビュー
2月に入った今日となっては今更ですが、私の2022年の初買いコスメは、DIORのトリオブリックパレットでした。トリオブリックパレットはここ数年毎年新色が出ており、過去にも購入していたため迷っていました……が、やはり今年のパレットもめちゃくちゃ可愛かったので、オンラインで購入しました。
例年は1色しか入手していなかったところですが、今年は2色を色違いで購入しました。過去に発売されて手持ちのカラーとも比較しつつ、以下レビューを記します。
■DIOR「トリオブリックパレット」
・色:733コーラルグロウ、833ミネラルローズ(共に限定色)
・価格:¥8,450
・発売日:2022/01/0/
・総合点 ★★★★★(5.0点/5.0点)
(★4つ以上がおすすめです)
◼️色味・質感について
今年のパレットは天然石の輝きからインスピレーションを得たとのことで、ツヤ感が美しいラメ系カラー揃った配色となっています。
これまで発売されたトリオブリックパレットは、三色のうち一色はマット系が入っていたと思いますが、今年のパレットは全部シアーなラメ系色で構成されています。そのため、過去のトリオブリックシリーズと比べると、ツヤ感が強い印象。
ただツヤ系といってもギラギラしすぎておらず、品のある輝き方なのが、流石DIORだな……とうっとりしてしまいます。
買った2色それぞれについて感想を述べます。
・733コーラルグロウ
1番上が肌馴染みのよいシャンパンカラー、2段目が赤みのあるオレンジ、3段目が白みベースのラメカラー。3段目は肌にのせるとほぼ色は発色せず、ラメの色だけがのる感じです。
見た目ほど2段目のオレンジの発色が強くなく、シアーな質感なので、春らしい軽やかな目元を作れるパレットです。
一見オレンジ系に見えますが、黄みがあまり強くないコーラル系で発色がシアーなので、黄みが強い色や、オレンジが苦手な人も使いやすいパレットだと思います。
2021年に発売されたトリオブリックパレットの「643ピュアペタルズ」と似てる気がしましたが、643の方が黄みがやや強く、マット系が入っているせいか、ツヤ感は733の方が強めです。
・833ミネラルローズ
1段目がサクラ色の淡いピンク、2段目が朱色に近い赤ピンク、3段目がクリーム色ベースのラメカラー。
ピンク系ですが3色とも青みはほぼ感じず、黄みのアンダートーンがあります。甘すぎず上品なピンクなので、レディな印象のアイメイクが作れるパレット。
コーラルグロウがオレンジ苦手な人もいけるタイプだったのに対し、こちらはピンクが苦手な人にも使いやすい配色という印象。
こちらは2019年に発売された「853ロージーキャンバス」と似ている気がしたのですが、853は1段目と3段目がアンダートーンにやや青みが入っており、同じピンクでも実物は結構違う印象でした。
あと、個人的に特筆したいのは、粉質が昨年までのトリオブリックパレットよりも良くなっていること。
去年までのものは、マットカラーが固すぎて、使うブラシを選ばないと綺麗に発色させづらかったり、ラメカラーが粉飛びしやすい気がしたのですが、そこは改善されたおり、以前より肌への密着感が高まった印象でした。
◼️おわりに
ここ数年毎年発売されているトリオブリックパレットは、アイシャドウとして色味や質感が優れているだけではなく、型押しの加工も素晴らしいため、いつも収集欲をくすぐられてしまいます。
来年も発売されるか分かりませんが、もしあるなら、おそらく来年も買うと思います。
◼️私的雑記(投資関係)
今週は先週から続く米国と日本企業の四半期決算発表のピークだったので、毎朝毎夕に決算チェックをし続けた一週間になりました。
年末年始から相場はボラリティが高い状況が続いており、私の保有銘柄も逆指値を入れていた所でいくつか強制利益確定させられてしまいました。が、逆指値成行注文のお陰で機械的に利益確定や損切ができたので、資産をあまり減らさずに済んだことが、何よりだと思います。
これはすべて、投資を始めた頃に読んだ成長株投資家のウィリアム・オニールの本に書いてあった基本原則をきっちり守ったお陰なので、偉大な先人に感謝せずにはいられません。
強制利益確定させられた分のキャッシュは、最近の悪地合の中でも新高値をつけている銘柄を買ったり、コモディティ(原油等エネルギーや穀物等)に回したので、年始から大分私のポートフォリオが変わりました。
そんな怪我の光明(?)で、これまで配当が少ない(もしくはゼロの)成長銘柄が多かったポートフォリオが、今はエネルギー資源や金融関連等の高配当銘柄が多めの構成になりました。更に、今週の四半期決算発表で、増配を発表した銘柄も……。
コモディティでは、すでに原油や穀物は大分高値圏にあるのですが、インフレが続けば石油価格が上がる余地があること、穀物系はロシアのウクライナ情勢によっては高騰する可能性もあるので(特に北京オリンピック後)、投資対象に決めました。
私は株の売買益(キャピタルゲイン)は再投資で複利で資産を増やし、配当(インカムゲイン)はコスメをはじめとした一時的な趣味の為に使うと決めています。
米国の先月のCPI指数が7.5%上昇とかなり酷いインフレが進んでいるため、今後外資系コスメも価格転嫁の値上がりラッシュが予想されますが、幸いにも配当が増えそうなので、今年はどんなコスメを買おうかとワクワクしています。
(増配していただいた企業で頑張っている社員の皆さま、ありがとうございます)
#DIOR #ディオール #トリオブリックパレット
陽の温かみを感じるパレット「トム・フォード アイカラークォード/36タイガーアイ」レビュー
2/18新発売のトム・フォードのアイシャドウ、アイカラークォードCの「タイガーアイ」。
日本発売が待ちきれなくて、海外通販でゲットしましたので、レビューを記します。
◼️TOM FORD BEAUTY/アイ カラー クォードC
・色番:36 タイガー アイ
・価格:10,890円
・発売日:2022/02/18
◼️色について
今回3色発売される新色のうち、私が購入したのはこの「タイガーアイ」。
公式情報によると『シャンパンカラーから、シエナカラーまで、太陽を降り注ぐ様子を表現した、温かみのある4色』とのことですが、その説明の通り、陽の温かみを感じる色が入ったパレット。
左上はシャンパンのようなクリーム色、右上はピーチみたいなコーラルピンク、左下はカーキゴールド、右下は赤みを抑えたココアカラー。
どの色も黄みが入っており、肌馴染みがよい組み合わせなので、とても使いやすい配色バランス。
アイカラークォードはどれも素晴らしいのですが、既存色はくすみカラーが苦手な私には、結構使いづらい色が入っているものがあるのですが、このパレットは私には超ヒットでした。
トム・フォードのアイカラークォードには、発色が良すぎたり、ツヤが強すぎて日常使いしにくいパレットが結構ありますが、これはオフィスメイクでも休日でも、どんな場面のメイクでも使いやすいカラーだと思います。
これまで平日のメイクで1番使うトムのパレットはスールレサーブルとドゥラクレームだったのですが、このパレットもヘビロテできそうで、ワクワクしています。
◼️質感・使用感について
今回のアイカラークォードは、テクスチャーが新鮮。
マグネットのようにピタッとなじむ密着性が魅力とのことですが、パウダーなのにクリームみたいなしっとりした質感で、まぶたに密着してくれます。
クリームみたいな質感なので、ブラシじゃなく指で塗ってもいい感じに塗れますが、アイシャドウ本体に指紋がべったり着くので、少しケーキングの心配があります。
コスメ好きな人はアイカラークォードをたくさん持ってる人多いと思いますが、そういう人にも新しい驚きがあると思います。
◼️おわりに
日本では来週発売になるとのことで、久しぶりにレビューを投稿していました。
本業と副業(投資等)が忙しくて一年以上アップしていませんでしたが、今年に入って相場がちゃぶついていていまいちなので、稼業は程々にして、2022年度はレビュー頻度を上げていこうと思っています……(少なくとも米国利上げが始まる3月までは…)。
美しいコスメは日常で擦り切れた心を癒し、毎日の活力をくれるので、浪費かもしれないけれど、私にとっては投資でもあるのだなぁ…と思います。戦闘力=保有金融資産みたいな価値観の相場の中にばかりいると、ついコスメも投資的な目線で見てしまう(リセールバリューとかすぐ考えてしまう…)ので、良くないな……と。もっと自分の中で美的価値を感じるものを大切にしたいです。
大変遅くなりましたが、2022年もよろしくお願いします。
【品のあるフェミニンな目元へ】DIOR/スパークリングクチュールアイパレット レビュー
ディオールの2020年クリスマスコフレ&コスメのテーマは「ゴールデン ナイツ」。雪の結晶が美しく煌めくファンタジーの世界から着想を得たというアイシャドウやリップキットなどが発売されました。
そして、私がボビィ・ブラウンに引き続き、今年のホリデーコレクションで購入した2つ目は、ディオールの「スパークリングクチュールアイパレット」です。
今年のディオールのホリデーコレクションのアイシャドウは、テーマである「ゴールデンナイツ」コレクションのサンククルール2色の方が話題のようですが、私は敢えて今回はサンクではなく、こちらのスパークリングクチュールアイシャドウを購入しました。
以下、このホリデー限定パレットについてレビューを記します。
■ディオール/スパークリング クチュール アイ パレット
・発売日:10/16発売限定色
・価格:¥7,600(税抜)
・総合点 ★★★★★(5.0点/5.0点)
(★4つ以上がおすすめです)
◼️パッケージ
毎年ディオールのホリデーコレクションでは、黒いレザー調にゴールドロゴのパッケージのアイシャドウやリップパレットが発売されるのですが、私が今回購入したのも、その黒パッケージです。
黒地にゴールドカラーのロゴと星のデザインは、ホリデーならではのワクワク感があり、大好きなテイストです。
ただし、このパレットはかなり厚みがあるので、メイクボックスなどに収納する際にスペースをかなり場所を取ります。ディオールに限らずホリデーコレクションはそういうパッケージが多いので、自分はそこまで気になりません。
ちなみにこのケースはマグネットで閉まるタイプです。よく言えば開けやすく、悪く言えばきちんと締まらないので持ち運びは不向きです。
ちなみに去年のディオールのホリデーコレクション2019の黒パケはこちら↓
2018年の黒パケはこちら↓
◼️色と使用感について
ホリデーコレクションというと、ラメ感が強いものや、鮮やかな発色のものなど、派手なアイテムが多く発売されるものですが、このスパークリングクチュールアイシャドウパレットは、見てのとおり、使いやすいカラーが揃っています。
一番左(A)はパールの入ったクリームホワイト。左から二番目(B)は同じくパール系のピーチベージュ。真ん中(C)はパール入りのコッパーブラウン。右から二番目(D)はラメとパールの入った華やかなピーチピンク。そして一番右(E)は同じくラメとパールの入った赤みピンク。
右端の2色はラメ感が美しく、濡れたようなツヤ感がありますが、ラメが細かいので、ギラギラしすぎることはありません。
どれもパールが入っていて華やかさはあるのですが、シアーな発色なので、決して派手にはなりません。使ってみると、大人の女性の上品さと可愛らしさを感じる仕上がりになり、大変気に入りました。
ホリデーコレクションらしい華やかさはありませんが、普段使いしたい上品な色味がかなり好みです。
ちなみに粉質については、ディオールのサンク・クルールと比べて良くも悪くもなく、同じくらいかと思います。適度にしっとりとしたパウダーアイシャドウという印象です。
◼️おわりに
ホリデーコレクションは華やかなカラーのコスメに目が行きがちですが、毎年ホリデーを買い続けてる私が思うに、結局長く使えるのは、ベーシックな色味のものだということ。なので、私の経験上、このアイシャドウパレットとは末長く普段使いしたいと思っています。
華やかさを求める人には向きませんが、フェミニンで上品なアイメイクが好みの人には、おすすめできるパレットです。
ちなみにこちらのアイシャドウパレット、オンラインでは、公式サイトはじめ売り切れているところが多いですが、店舗ではまだ普通に買えました。
気になっている方には、お早めの購入をおすすめします。
【まぶたに贅沢な濡れツヤ感】ボビィ・ブラウン/リュクス アンコール アイシャドウ パレット「バーガンディ」レビュー
ついに、今年もやってきたホリデーシーズンの季節です。この季節、コスメ好きの方々は、日々流れてくる情報を収集し、予約日チェックに忙しくされているかと思います。
そんなコスメオタクの1人である、私が今年のホリデーコレクションで初めて買ったのは、ボビィ・ブラウンの「リュクスアンコールアイシャドウパレット」のバーガンディです。
この商品の注目点は、ボビィ・ブラウンの人気商品であるリュクスアイシャドウの発色と輝きがありながら、初のジュレタイプのフォーミュラを採用しているというところ。予約前にタッチアップができないこのご時世ゆえ、発売前はどんな質感か非常に気になっていました。
以下、ボビィ・ブラウンの初のジュレタイプのリュクスアイシャドウパレットをレビューします。
■ボビィ・ブラウン/リュクス アンコール アイシャドウ パレット
・色番:バーガンディ(10/23発売限定色)
・価格:¥8,000(税抜)
・総合点 ★★★★★(5.0点/5.0点)
(★4つ以上がおすすめです)
◼️パッケージ
今年のボビィのホリデーコレクションのテーマは、ニューヨークとバレリーナ。パッケージのデザインにも、ニューヨークのSkyscraper(高層ビル)の象徴である、エンパイヤステートビルのシルエットが描かれています。
2年前にニューヨークを訪れた時、ロックフェラー・センターの屋上であるトップ・オブ・ザ・ロックから眺めた、エンパイヤステートビルの光景が思わず目に浮かびました。訪れた時は初秋だったため、いつかクリスマスにニューヨークを訪れて、ロックフェラー・センターのクリスマスツリーを眺めてみたい…と思っていたので、今回のボビィのホリデーのテーマは、かなり個人的に好きです。
※ニューヨークを訪れた時の様子は、私のInstagramにUPしています↓
ちなみに、このパレットは4色入りなのですが、容器が高級感のある素材で、手に取った時の重さが4色パレットとは思えない位に重かったです。
試しに量ってみたら、同じ4色パレットで、デカくて重いと評判のトム・フォードのアイカラークォード(使用中/98g)より全然重い139gもあって、ちょっと笑ってしまいました。
重さと大きさ的に持ち運びには向きませんし、他のアイシャドウパレットと並べて収納もしにくいですが、ホリデーコレクションならではの豪華仕様だと思えば、何となく許せます。
◼️色と使用感について
このアイシャドウパレットを買う前に一番気になっていたのは、ボビィ・ブラウン初のジュレタイプのアイシャドウということで、実際どんな質感なのかという点です。
ジュレタイプのアイシャドウというと、エレガンスのレヨンジュレアイズや、コスデコのアイグロウジェムあたりの、油分や水分を多く含んだ、柔らかくてプニプニ(あるいはプルプル)としたクリームタイプを少し想像しましたが、実際のところ、そういうものとは全く違いました。
確かに通常のリュクスアイシャドウに比べるとかなりしっとりしているのですが、押して凹む程の柔らかさはなく、あくまで「しっとりとしているパウダーアイシャドウ」という印象を持ちました。
なので、私が表現するならば、ジュレというより「ベルベット」のような手触り…という感じでしょうか。クリームタイプのアイシャドウは、水分や油分を多く含んでいる処方上、時間が経つと乾燥して固くなったり、酸化して色味が変わったりすることが多いですが、こちらはあくまでパウダーアイシャドウの範疇という気がするので、クリームアイシャドウによくある心配はあまりなさそうです。
ただ、まぶたに塗った時の質感は、クリームアイシャドウによくある濡れたようなツヤ感があります。私はクリームアイシャドウの濡れツヤ感が好きでよく使うため、このパレットの質感はかなり気に入りました。
クリームのような柔らかさではないとはいえ、パウダーアイシャドウにしては柔らかいので、塗る時はブラシではなく、指かチップの2択かと思います。ちなみに、私は指派です。
色味について述べます。
今回のリュクスアンコールアイシャドウパレットはブロンズとバーガンディの2色展開ですが、私が買ったのはバーガンディです。
パレット左上のPINK TULLE(1)は、クリームベージュのカラーに、ゴールド等の多色ラメが入っています。名前にピンクが入っていますが、ピンクみよりも黄みを感じます。色名のとおり、バレリーナが纏うチュールスカートのような、美しい透け感のあるツヤと色味です。
右上のGOLDEN PINK(2)はその名のとおりゴールド系カラーをベースに、ピンクラメやゴールドラメが入っています。画像では分かりにくいですが、角度を変えると、光の反射でピンクみが強くなったりする、魅惑的な輝きを持っています。ベースカラーだけだと、リュクスアイシャドウの大好きなヒートレイに似てると思ったのですが、このピンクのラメ感はヒートレイとは別物だと感じます。
右下のCABERNET(3)は、画像の見た目はブラウン系なのですが、実際は、肌にのせると赤みと青みが発色し、色名のとおりワインのような深みを感じるカラーです。このカラーはパレットの中で一番ラメが少なく、それゆえ輝きよりも色味が前に出る色味になっています。
右下のRUBY(4)はピンクをベースにゴールドなどのラメが輝くカラーで、このパレットで最も特徴的な色だと思います。ルビーという色名ではありますが、そこまで赤みは強くなく、また青みもあまりありません。肌馴染みのよいピンクで、使いやすい色です。
全体的に色の構成を見ると、パレットの名前である「バーガンディ」に一番近いのは左下(3)の色味で、私の肌では他の3色はほぼ青みを感じませんでした。パレットのもう一色の「ブロンズ」が黄み系寄りのパレットなので、こちらはクールトーンの色なのかな…と最初思っていたのですが、むしろウォームトーンのパレットでした。
私のようにパーソナルカラーがイエローベースの人間には使いやすい色味で気に入りましたが、逆に青みを求めるブルーベースの人には、ちょっと物足りないかもしれません。
◼️おわりに
今年のボビィ・ブラウンのホリデーはアイシャドウが多く、アイシャドウ収集家の私は楽しみにしていたのですが、期待を裏切らないクオリティだったので、嬉しい限りです。
通常のリュクスアイシャドウの輝きが、ラメのキラキラとした輝きだとすると、このリュクスアンコールアイシャドウパレットの輝きは、もっと濡れたようなツヤ感です。
私はそごうのオムニの先行販売で予約したのですが、他のサイトなどでも予約分は即時終了になった程の人気のようですね。実際その価値はあると思います。
人気過ぎて手に入れられない人もいると思いますが、ボビィ・ブラウンは過去に限定で人気だった商品を、別の形で再販する良心的なブランドです。もし今回買えなかったとしても、今後別の形で販売するのではないかな…と思います。
この濡れツヤ感を一回の限定商品だけにしておくのは、いくらなんでも、勿体なさすぎるのではないでしょうか。
【ヤバい妖精の粉あらわる】KANEBO/アイカラーデュオ 限定色「EX3 Fairy Allure」レビュー
夏の残り香を追いかけて、今年最後のおとなの夏休みを過ごしていたので、ブログの更新を放置していましたが、その間もコスメは購入していました。今回はその追っかけレビューです。発売から少し時間が経っています…。
■KANEBO/アイカラーデュオ
・色番:EX3 Fairy Allure(9/4発売限定色)
・価格:¥2,000(税抜き)
・総合点 ★★★★★(5.0点/5.0点)
(★4つ以上がおすすめです)
◼️色と使用感について
色について述べる前に、まず、この限定色アイカラーのブランド公式のコピーが秀逸なので、抜粋します。
EX3 Fairy Allure〈限定〉
妖精がふりまく魔法の粉で魅了されるような妖艶なピンク、パープルに輝くグリッターカラー」
そうなんです…このアイカラー、ずばり「妖精がふりまく魔法の粉」なんですよ…。
もう私の説明が要らないくらい公式が的確な表現を使っているのですが、一応色について以下説明します。
2色構成のアイカラーのうち、上がピンク、下がラベンダーという色味で、どちらもゴールドなど多色ラメがぎっしり配合されたグリッターカラーです。
ちなみに色自体の発色自体は淡く、塗った時にグリッターの輝きの方が色より前に出るタイプのアイシャドウです。
下の段のパープルが一見難しそうと思ったのですが、ラメがゴールドメインなのと、色の発色が淡いというおかげで、青みがそこまで得意ではない私のようなイエベ人間にも使えるパープル系アイシャドウとなっています。逆にゴールドラメが苦手な人は、パープルといえど厳しいカラーかもしれません。
この2色でアイシャドウを仕上げてもいいのですが、手持ちのピンクやコーラル系のアイシャドウの上から重ねて使うと、儚くも艶のある輝きがプラスされて可愛いです。
ラメアイシャドウというと若い人向けの大粒ラメシャドウが多く、大人女性は手を出しにくいイメージがありましたが、そこはコンサバが得意なKANEBO、大人にも挑戦できる上品なツヤ感なので、大人女性にもいける仕様となっています。
めちゃくちゃ使いやすいので、ストックでもう一個買っておけば良かったです…。
ちなみにこちらのカラーは、オンラインでは発売後すぐ売り切れてしまいましたが、最寄りのデパートや化粧品専門店では今週時点でまだ普通に販売していたので、実店舗でも買えると思います。
◼️おわりに
リブランディング後のKANEBOはワクワクさせてくれる商品が多くなりましたが、今回のアイカラーの限定色はこれまでこのブランドにはなかったタイプのカラー。
初めてKANEBOを買う人にも、おすすめしたいアイカラーです。
以前購入した別カラーのレビューはこちら。
◼️余談
こんなご時世なので、旅に出たいもののなかなか遠出はできず、ギリギリ同じ関西圏の伊勢志摩で、最後の夏休みを過ごしてきました。
ホテルがいい意味で日本離れしてて、ちょっとだけ海外にいるような気分になれました。
ホテルのご飯はフレンチにしたんですが、伊勢海老、松阪牛、鮑…と、伊勢志摩の豊潤な海の幸、山の幸が贅沢に使われていて、美味しかったです。
伊勢志摩では、海辺をドライブしたり、伊勢神宮とその周辺の神社をお参りしたりしました。前の御朱印帳が残り少なくなっていたので、伊勢神宮外宮にて、御朱印帳も新しく購入しました。
【日常使いのピンクブラウン】マキアージュ/ドラマティックスタイリングアイズ限定色「BR601ブルーベリードーナツ」 レビュー
去年マキアージュからドラマティックスタイリングアイズSが発売された際、最初無難でつまらないと言いつつ、アイメイクが楽チンすぎて、結局全色コンプリートしたという話をブログやLIPSで記しましたが、そんなマキアージュから、限定色のアイシャドウが3色発売されました。
今回発売された3色は「限定デコカラー」ということで、パレット右上の鮮やかなラメカラーが特徴で、それぞれこのカラーにちなんだ名前が色名についています。
3色店頭で色味を十分に確認した後、私が購入したのは、ブルーベリードーナツです。
以下、今回の3色の色選びのポイントと、新たに購入したこの色味についてレビューします。
ちなみにドラマティックスタイリングアイズS全色レビューはこちら↓
■マキアージュ/ドラマティックスタイリングアイズ
・価格:2,800円(税抜)
・色:BR601ブルーベリードーナツ(限定色)
・総合点 ★★★★☆(4.0点/5.0点)
(★4つ以上がおすすめです)
◼️色選びのポイントと注意点
今回の3色は、右上の鮮やかなラメカラーがフィーチャーされており、それぞれの色名もこのカラーにちなんでつけられています。
限定色3色の色名は、右上がイエローの「BR703 パンプキンチョコスモア」、右上がピンクの「BE302 クランベリーカップケーキ」、右上がパープルの「BR601ブルーベリードーナツ」 。
なので、パンプキンチョコスモア→イエロー系ブラウン、クランベリーカップケーキ→ピンク系ブラウン、ブルーベリードーナツ→パープル系ブラウン…という風に、色名からパレットの印象を持つ人が多いと思います。
しかし実際に他の色を肌にのせてみると、色名のイメージと他の色(特に下の段の3色)が違うというか、むしろ色名と合っていないのが分かります。
たとえば、私が購入した「BR601ブルーベリードーナツ」は右上がパープルですが、青み系カラーはこの1色だけで、他のカラーは青みが入っていません。
スウォッチ画像を見れば分かりますが、上段左(A)はクリームが入った白みカラー。下の段の左(B)のベースカラーら、ゴールド寄りのベージュで、ラメもゴールドと黄み系。このカラーは青みが得意な人なら、寧ろ苦手という場合が多いと推測できます。そして下の段中央(C)はくすみピンク、下の段右(D)の締め色は赤みのあるココアブラウン。
下の段のグラデーションカラー3色だけ見ると、このブルーベリードーナツはパープル系というよりも、ピンクブラウン系のパレットでは?という印象です。
公式推奨の塗り方では、右上のパープル(E)を下まぶたに塗っていますが、私は下まぶたにパープルをガッツリ入れると顔色が悪く見えるため、敢えてそのやり方で塗りません。下まぶたに塗る場合は目尻だけにします。基本的に下まぶたには下の段中央(C)のピンクを入れて、上まぶたの中央にEのパープルを入れて、ピンクブラウンに透明感のニュアンスを足す…という使い方が一番使いやすかったです。
私は最初ピンク系ブラウンを購入するつもりで、「BE302 クランベリーカップケーキ」を試したのですが、この色も下の段が色名のイメージとは違い、ピンクではなくベージュブラウン系の色味という構成でした。
下の段の色だけ見ると、一番多くの人向けのベージュブラウンがクランベリーカップケーキかな…と思います。
ちなみにもう1色の「BR703 パンプキンチョコスモア」も色名のイメージと下の段の発色が違いました。
なんとなく黄み系のゴールドブラウンなのかな…と思っていたのですが、下の段の3色寧ろあまり黄みが少ない、グレー寄りのブラウンに発色しました。
私のパーソナルカラーはオータムなのですが、グレーみが強いカラーは苦手なため、得意なイエローゴールド系のパレットだと思ってパンプキンチョコスモアを買っていたら、かなりガッカリしていたと思います。
パンプキンチョコスモアは、下の段だけ見たら寧ろグレーが得意なブルーベースの人が合いそうなブラウンだったので、イエローのニュアンスに挑戦したいブルーベースの人に試してみて欲しいと思いました。
◼️「BR601ブルーベリードーナツ」色味について
予想外にピンクブラウン系だったブルーベリードーナツなのですが、とりあえず手持ちのマキアージュドラマティックスタイリングSと似てそうな色味を比較してみました。
一番近いと思ったのが「RD332 ストロベリーティ」です。特に右の淡いカラー(F)は、ブルーベリードーナツの下の段中央(C)と近いと感じました。並べて見ると、ストロベリーティの方が発色が淡く感じます。
そしてパープル系ということで「VI735 ソイラベンダーティ」と比べて見ましたが、ソイラベンダーティの右のカラー(HとI)の方が、ブルーベリードーナツの右上(E)のよりも青みとくすみが強く、はっきり発色しているのが分かりました。より青みを求めるなら、ソイラベンダーティがオススメ…と言いたいのですが、ソイラベンダーティは左下のラメカラーがゴールドなので、ゴールドラメが苦手なブルーベースの人は少し注意が必要かと思います。
ちなみに今回「ドラマティックスタイリングアイズ(以下「無印」)」を購入したのが初めてなのですが、パウダーアイシャドウとしての粉質については「ドラマティックスタイリングアイズS(以下「S」)」よりも少し良く感じました。
また、「S」は時短を目的に作られたアイシャドウパレットなので、簡単にアイシャドウが塗り終わる反面、塗り方にあまり自由度がなく、使っていて(特にメイク好きの人には)面白くないという点があります。
その点では「無印」の方がどの色をどの順序で塗っていくかという選択肢があり、同じパレットでも違う印象に仕上げることができるため、メイクの楽しさという点では「S」に勝ると思います。
◼️おわりに
今回のマキアージュのアイシャドウ3色は、カラーメイクを全面にアピールすることで、悪い意味で「無難」というブランドのイメージを向上させようとする意図を感じます。
ただ、フィーチャーされている鮮やかなカラーだけに注目をして色選びをすると、期待と違うことになる可能性が高いため、全体の色を見て、選ぶのをおすすめしたいです。
個人的には、今回の限定色はどれも下の段3色で基本は選んで良いと思います。右上のカラーはあくまでニュアンス的に取り入れるものだと思って、敢えて右上は普段使わない色であっても良いと思いました。
【甘くないピンクブラウン】ベアミネラル/ジェンヌード アイシャドウパレット「ニュートラル」 レビュー
以前今年8月に日本で発売になった、同じくベアミネラルのジェンヌードアイシャドウパレットの新色「ラテ」をレビューしましたが、その後もベーシックなのに飽きが来ず、気に入って使っていたので、他の色の購入も検討しました。
そして購入したのが、既存色の「ニュートラル」。ニュートラルという色名ですが、ピンクみがかったカラーで構成されたパレットです。
以下、新たに購入したこの色味についてレビューします。
ちなみに別のカラー「ラテ」のレビュ-はこちら↓
■ベアミネラル/ジェンヌードアイシャドウパレット
・価格:4,800円(税抜)
・色:ニュートラル
・総合点 ★★★★★(5.0点/5.0点)
(★4つ以上がおすすめです)
◼️色味と質感について
このアイシャドウパレットについては前回レビュ-したので、詳しい説明は省いて、色自体のレビューを記します。
この色名「ニュートラル」はその名のとおり幅広い肌色の人に使いやすい色味で構成されており、見た目は暗めのブラウンなのですが、肌に塗ってみると意外にもピンクみのあるカラーが多く入っています。最初、私には暗すぎるかな…と思案していたのですが、肌の上の発色は見た目よりも明るく鮮やかです。
手持ちのアイシャドウだと、ボビィ・ブラウンの単色アイシャドウの「アンティークローズ」(画像A)と似ていると思ったので、並べて比較してみました。
パレット一段目左のMYSTIC(B)は一番明るいハイライトカラーですが、白というよりも黄みがかったクリーム色なので、明るめのベースカラーとしても使えます。
一段目右のSANDSTONE(C)はくすみが入ったマットなローズカラーで、この色はボビィ・ブラウンのアンティークローズ(A)にめちゃくちゃ似ていました。どちらもベースカラーとして使うと自然な陰影が目元に生まれるので、非常に優秀なカラーだと思います。
ちなみにこのアンティークローズは、韓国のモデルのテリちゃんが使っていることで有名らしいです。
二段目左のBELIEVER(D)もくすみのあるローズですが、パールの入ったシアー系のカラーです。明るさ的にはSANDSTONE(C)と同じくらいなので、こちらもベースカラーとして使える、使いやすいカラーです。
二段目右の(E)もパール系のローズカラーなのですが、隣のBELIEVER(D)よりも赤みとくすみ、発色が強めなので、アクセントカラーとして使うのにいい色です。
三段目左のNATIVE(F)は黄み系のマットなブラウン。こちらは赤みがあまりないため、上のローズ系カラー(CDE)のと少し系統が違います。MACの単色アイシャドウの有名カラー「ソバ」をもっと暗くしたらこんなカラーかな、という印象のオシャレなカラー。締め色として使えるカラーです。
三段目右のINDIE(G)は一番濃い、マットな赤みのあるココアブラウン。アイライナーのように目のキワに引いて使えます。
以上のように、6色のうち3色(CDE)がローズ系というか、ピンクみのあるカラーという構成のため、色名はニュートラルなのですが、実質はくすみピンクブラウンのパレットという印象です。
一見するとオーソドックスなブラウンパレットなのですが、肌にのせるとピンクみのあるローズ系カラーが多いという点がポイント。見た目と肌の上での発色が結構違います。
ニュートラルという色名なので、幅広い肌色の人に使いやすいカラーかと思いますが、黄みのアンダートーンを感じる色が多いので、ブルベの人は少し注意かもしれません。
全体的に見るとピンクブラウン系のパレットですが、ローズピンク系カラーはくすみがあるため、甘くないピンクカラーです。男性や、女性以外の人にも使いやすそうな色味ですね。
ジェンヌードシリーズは、性別や年齢といったものに囚われないというコンセプトから来ているのですが、最近のトレンドである、ジェンダーニュートラルなメイクにピッタリなカラーだと思いました。
ちなみにベアミネラルのジェンヌードアイシャドウパレットには、他に「ローズ」という色名のパレットがあるのですが、ピンク系カラーは入っているものの、肌にのせてみるとあまりローズみを感じるカラーは少なかったです。「ローズ」という色名ですが、全体的にはグレー系ブラウンのパレットだと思いました。ピンク系というより、スモーキーな目元を作りたい人向けかな、という印象。ブルベの人は「ローズ」の方が得意かも…。
この前買った「ラテ」が黄み系のパレットだったため、次はピンク系を買おうと思い、「ローズ」の購入も検討していたのですが、グレーみが強く、どちらかというとクールトーンのパレットだったので、選びませんでした。
私のパーソナルカラーはオータムなのですが、目の色や肌色が明るめというのもあり、あまりグレー系のくすみ強いカラーが得意でないのです…。
なので、ジェンヌードシリーズのアイシャドウパレットでピンク系を選ぶなら、「ローズ」もありますが、自分はこの「ニュートラル」を推します。
◼️おわりに
ジェンヌードアイシャドウパレットは、使いやすいベーシックさがあるのに、アイシャドウを塗る楽しみが味わえるのが魅力だと思います。
どちらかといえばカラーメイクが好きなので、実はここ数年まで、ベーシックなブラウンアイシャドウは退屈なものだと思っていたのですが、私のような人間にも飽きにくいパレットだと思います。
日常使いできるブラウンアイシャドウが欲しいけれど、無難な色じゃつまらない。そんなワガママを叶えてくれる所が素晴らしいです。